お米が高くて買えない？手取り20万円でも備蓄できる安価な入手方法と節約術

最近、物価高騰の影響でお米の価格も上がり、手取り20万円前後の世帯では「備蓄米を買いたいけれど高すぎる」という悩みが増えています。本記事では、4500円もする米しか見つからない状況に直面した方に向けて、もっと安くお米を手に入れる方法や工夫をご紹介します。

なぜ米の価格が上がっているのか？

まず、お米の価格高騰にはいくつかの理由があります。主な原因は、天候不順による収穫量の減少や物流コストの上昇、そして円安の影響で輸入肥料の価格が高騰したことです。

また、備蓄需要の高まりや一部地域での買い占めも、特定の店舗で高価格の商品しか残っていない要因のひとつです。

たとえば、ドン・キホーテでは2kgで税込800円台のブレンド米が販売されていることがあります。月末の在庫処分セールではさらに安くなることも。

防災備蓄用として売られている「アルファ米」や「レトルト米」は、長期保存が可能ですが、1食あたりの単価が高めです。備蓄用途として使いながら、実際の食事には通常の安価な白米を使うなど、用途を分けて考えることがポイントです。

また、農林水産省の公式サイトでは、家庭向け備蓄の目安やアイデアも紹介されています。

一度に10kgなどを買うのではなく、2kg～5kgの小分けを毎月購入することで、負担を軽減しながら備蓄が進められます。

また、他の主食（パスタ、うどん、乾麺など）も一緒に備蓄することで、お米だけに頼らない備蓄バランスが保てます。

自治体によっては、生活支援として食料品（お米含む）の提供を行っている場合があります。フードバンクや社会福祉協議会に相談するのもひとつの手です。

特に単身世帯や低所得者向けの支援策は見逃されがちなので、情報を定期的にチェックするようにしましょう。

お米の価格が高く感じるときでも、視点を変えることで現実的な備蓄は十分に可能です。高価な商品しかない店舗だけでなく、他の購入ルートや制度も上手に活用しましょう。

「備蓄米＝高い」という思い込みを一度リセットし、自分の生活に合ったやり方で安心の備えを整えていくことが大切です。