「リボ払い」って聞いたことはあるけれど、実際にはどういう仕組みなのか、なかなかイメージしづらいですよね。高校生にも理解しやすいように、日常生活の例えを使いながらリボ払いの仕組みや注意点を解説します。
リボ払いってどんな支払い方法?
リボ払いは「リボルビング払い」の略で、クレジットカードでの買い物の支払いを毎月一定額ずつに分けて払う仕組みです。たとえば、5万円の買い物をしても、毎月5,000円ずつ払う、というように「分割払いの一種」と思ってもいいでしょう。
ただし、普通の分割払いとは違い、毎月の支払額が一定になる代わりに、支払いが長く続きやすく、結果的に利息(=手数料)がたくさんかかってしまうのです。
ジュースを買って毎月お金を払うイメージ
例えるなら、コンビニで150円のジュースを買って、毎月10円ずつ返すようなもの。最初は「少しずつ払えるからラク」と思うかもしれませんが、返し終わるまでにたくさん時間がかかり、合計で200円払っていた…なんてこともあります。
つまり、ジュースを150円で買ったつもりが、利息のせいで高い買い物になってしまうというわけです。
リボ払いを使うとどうなるの?
一見便利に見えるリボ払いですが、次のようなデメリットがあります。
- 支払いがいつまでたっても終わらない
- 知らない間に手数料が増えていく
- 借金の金額がいくら残っているのかわかりづらい
高校を卒業して社会人になったばかりの若者が、軽い気持ちでリボ払いを使ってしまい、後から後悔するケースも少なくありません。
クレジットカード会社がリボ払いを勧める理由
実はカード会社にとって、リボ払いは「儲かる仕組み」なんです。利用者から毎月の利息をもらえるため、会社側にはメリットがあります。そのため、ポイント還元や特典などでリボ払いを勧めてくることもあります。
でも、その裏には「長く支払いを続けさせる=利息を多く取れる」というビジネスモデルがあることを知っておくべきです。
どうすればリボ払いを避けられる?
リボ払いを避けるには、まず「一括払い」で使うことを心がけましょう。一括払いなら利息はかからず、買った金額だけを翌月に支払うだけで済みます。
それでもお金が足りないときは、無理にカードを使わず、現金での生活を優先するか、購入を一度考え直すことも大切です。
まとめ:リボ払いの仕組みを正しく理解しよう
リボ払いは毎月の支払いが少なくて済む反面、長く支払い続けることになり、利息で多くのお金を失うリスクがあります。
- 毎月の支払い額が一定=便利そうに見える
- でも支払い総額は高くなりやすい
- 若いうちはリボ払いより現金や一括払いがおすすめ
高校生のうちからお金の仕組みを理解しておくことは、将来のトラブルを避ける第一歩です。カードを持つようになっても、正しい知識をもって賢く使いましょう。
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