日本在住の方が、Wise(旧TransferWise)で中国の業者にドル建て支払いを依頼されつつ人民元で送金したい場合、どの通貨を選ぶべきか分かりにくいですよね。本記事では、日本からの送金フローやWiseの通貨選択方法、中国側の受取方法の整え方を具体例とともに丁寧に解説します。
Wiseで送金する基本フロー
Wiseでは「送金する通貨」と「受け取る通貨」を別々に指定できます。
今回のケースでは、送金通貨をUSD(米ドル)、受取通貨をCNY(人民元)として設定します。
ドル建てで依頼されても受取人は人民元で受け取れる
業者から「USDで請求されているけど人民元で払ってほしい」と言われた場合でも、WiseでUSD送金→CNY受け取りを設定すれば要件は満たせます。
Wiseでは実際にUSDがあなたの口座から引き落とされ、中国の銀行にはCNYが届く形になります。
送金画面の具体操作手順
- Wiseアプリ/ウェブで「送金」を開始し、送金元を日本円(JPY)またはUSDに設定。
- 「送金額」をUSDで入力(例:100 USD請求なら100 USD)。
- 「受取通貨」でCNYを選択すると、人民元受取額が自動計算されます。
- 銀行口座の登録時、中国側の受取銀行口座情報(口座番号/SWIFT/銀行名など)をCNY口座として入力します。
中国側での受け取り方法と制限
Wiseは中国へのCNY送金を以下の方法で対応しています。
● UnionPay口座送金(一回最大33,000 CNY)
● AlipayまたはWeChat経由(最大50,000 CNY/回)
また、送金が初回のときは本人認証が必要で、1〜2営業日かかる場合があります。[参照]
為替レートと手数料の確認
Wiseでは送金時にリアルタイムのミッドマーケットレートを使い、手数料も明示されます。
たとえば、100 USD送金時に約716 CNY前後が受取額となる想定です(記事執筆時のレート参考:1 USD ≒ 7.17 CNY)[参照]
実例でスムーズな送金を
例えば、業者に「100 USD送金して72年元で受け取ってほしい」と言われた場合、送金画面で100 USD送金を入力し、「CNY 受取額」が約716 CNYに自動表示・確定できます。
そのうえで、送金方法にUnionPay口座やAlipay送金を選ぶと、相手側には人民元で着金します。
まとめ
Wiseで中国業者へドル建て請求→人民元送金する場合は、
- 送金通貨:USD
- 受取通貨:CNY
- 受取方法:UnionPay/Alipay/WeChat口座を選択
- 初回は本人確認が必要
- レート・手数料は送金画面で事前確認可能
このフローで、日本在住でも中国の業者へスムーズに人民元で支払いができます。安心してWiseをご利用ください。
コメント