年末調整をアプリで行う場合、アルバイト収入の計算や控除申告書の記入に不安がある方も多いかと思います。特に、新卒で仕事を始めたばかりで、学生時代のアルバイト収入が含まれている場合、どのように入力すれば良いか迷うことがあります。この記事では、年末調整アプリを使った場合の正しい収入金額の入力方法と、控除申告書について解説します。
1. 年末調整アプリでの収入金額の入力方法
年末調整のアプリでは、収入金額と所得金額を入力することが求められますが、学生時代のアルバイト収入も含めて入力しなければならない場合があります。収入金額は、保険や所得税などを引かれる前の金額を入力します。これに対し、所得金額は、実際に口座に振り込まれた金額(引かれた後の金額)となります。
アプリを使用する際に、アルバイト収入が含まれる場合、通常通りに収入金額を入力すると、合計所得金額が自動的に計算されます。質問者が指摘したように、約40万円の差が出ることがありますが、これはアプリが正確に収入金額を反映しているためです。
2. アルバイト収入の扱いと申告方法
学生時代のアルバイト収入がある場合、その収入は通常「給与所得」として扱われます。雑所得やその他の所得には該当しません。したがって、アプリでアルバイト収入を含めて入力することが重要です。
年末調整では、学生時代の収入も含めて、すべての収入を合算した金額を基に計算が行われます。もし、アプリでの計算に不安がある場合は、収入証明書や振込明細書を元に手動で計算し、必要な部分を入力しましょう。
3. 控除申告書の記入について
質問者のケースでは、配偶者も子もおらず、自分で加入した保険や住宅購入もないとのことです。この場合、控除申告書は「基礎控除申告書」を記入するだけで十分です。
基礎控除は全ての納税者に適用される基本的な控除であり、特別な申告をしない場合でも、自動的に適用されます。したがって、基礎控除申告書の記入のみで問題ありません。
4. まとめ
年末調整アプリを使用する際、収入金額は引かれる前の金額を入力し、所得金額は実際に振り込まれた後の金額を入力します。アルバイト収入も含めて正確に入力することが重要です。また、配偶者や保険、住宅購入がない場合は、基礎控除申告書のみを記入すれば問題ありません。
アプリを使うことで年末調整が簡単になりますが、疑問点があれば、税務署や専門家に相談するのも良いでしょう。これで、年末調整をスムーズに終わらせることができます。


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