火災保険の風災請求において、保険金が支払われないという連絡を受けた場合、どのように対応すべきか悩む方も多いでしょう。特に、保険会社ではなく審査会社から通知が来た場合、その対応方法について理解しておくことが重要です。
審査会社からの連絡は一般的か?
保険金請求に対する調査や審査を、保険会社が外部の専門機関に委託することは一般的です。そのため、審査会社から直接連絡が来ることもあります。しかし、最終的な保険金の支払い可否の決定は保険会社が行うため、審査会社からの連絡内容に疑問がある場合は、保険会社に直接確認することが重要です。
不服申し立てと再調査の手続き
保険金の支払いが拒否された場合、保険会社には「不服審査お申し出制度」や「再審査請求制度」などの制度が設けられています。これらの制度を利用することで、第三者の視点から判断の適切性を審査してもらうことが可能です。例えば、あいおいニッセイ同和損保では、社外の弁護士で構成される「不服審査会」が設置されており、審査結果は文書で通知されます。
再調査を依頼する際のポイント
再調査を依頼する際には、以下の点に注意しましょう。
- 新たな証拠や資料を提出する:被害の写真、修理見積書、罹災証明書など、客観的な証拠を用意しましょう。
- 申立書を作成する:不服の理由や再調査を求める具体的な内容を明記した申立書を提出します。
- 期限を確認する:再調査の申立てには期限が設けられている場合があるため、早めに手続きを行いましょう。
第三者機関への相談
保険会社とのやり取りで解決しない場合、第三者機関への相談も検討しましょう。例えば、「そんぽADRセンター」は、保険に関する苦情や紛争の解決を支援する機関で、無料で相談を受け付けています。また、消費生活センターや弁護士への相談も有効です。
まとめ
火災保険の風災請求で保険金が支払われない場合、まずは保険会社に連絡し、支払い拒否の理由を確認しましょう。その上で、不服申し立てや再調査の手続きを行い、必要に応じて第三者機関への相談を検討することが重要です。適切な対応を行うことで、正当な保険金を受け取る可能性が高まります。
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