ATMで少額(300円)が引き出せない理由とは?もみじ銀行など地方銀行の仕様を解説

家計、貯金

ATMを利用して少額を引き出そうとした際、「引き出せない」「エラーが出る」といった経験をされた方も多いのではないでしょうか。特に地方銀行や一部ATMでは、小銭単位の引き出しができない仕様になっていることがあります。本記事では、もみじ銀行を例にとり、なぜ300円などの少額が引き出せないのかを解説します。

ATMの最小引き出し単位について

ATMの仕様によっては、引き出せる金額に「下限」や「単位」が設けられています。多くのATMでは、1,000円単位での出金が基本となっており、500円や100円といった単位では出金できない設計になっています。

これはATMの現金収納機構が、紙幣(特に千円札)を基準として設計されているためであり、硬貨を扱えない機種も存在するからです。

もみじ銀行ATMの出金仕様

もみじ銀行のATMでは、基本的に出金は1,000円単位での取り扱いとなっています。300円などの端数は引き出せず、残高が1,000円未満になると出金ができなくなります

例えば、口座に残高が「2,300円」ある場合でも、ATMで引き出せるのは「2,000円」までで、300円は残ったままになります。

硬貨が引き出せるATMはある?

一部の銀行では、支店内に設置されたATMであれば硬貨の入出金が可能なケースもあります。ただし、もみじ銀行を含む多くの地方銀行では、硬貨の出金は窓口での対応となっている場合が一般的です。

また、最近ではATMからの硬貨取り扱いを縮小する動きもあり、小銭の出金を希望する場合は「通帳記入してからの窓口依頼」が必要なこともあります。

どうしても300円を引き出したい場合の対応策

  • 窓口で出金依頼:本人確認書類を持参し、残高のうち小銭を含む出金を依頼する。
  • 残高を電子マネーにチャージ:PayPayなどのアプリを使って、300円分をチャージすることで間接的に利用可能。
  • ネットバンキングでの振替:他の口座に振替後、その口座で引き出すという方法も。

たとえば、「ゆうちょ銀行」のキャッシュカードを持っていれば、少額振替後にゆうちょで引き出すなどが可能です。

注意:引き出し不可でも口座残高は維持される

出金できないからといって、そのお金が「なくなる」わけではありません。300円の残高は口座にしっかり残っており、将来的に口座へ追加入金し、再度まとめて引き出すことも可能です。

また、定期的に通帳記入やアプリで残高管理をしておくことで、取り忘れや使い残しを防ぐことができます。

まとめ:ATMで300円が引き出せないのは仕様による

福山市神辺町のもみじ銀行ATMで300円が引き出せなかったのは、ATMの出金仕様によるものです。多くのATMでは紙幣単位、特に千円札ベースでの対応となっており、端数の現金は引き出せないようになっています。

どうしても使いたい場合は、窓口での対応や電子マネーへのチャージなど、別の方法を検討するのがおすすめです。

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