一般人でも借金500万・1000万に至る現実と借入先・金利の仕組み

ローン

借金と聞くと「経営者」や「ギャンブル依存」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、実際にはごく普通の一般人でも、500万円〜1000万円規模の借金を抱えているケースは決して珍しくありません。本記事では、そのような借金に至る背景や主な借入先、金利の実態について詳しく解説していきます。

一般人が高額な借金を抱える主な原因

まず考えられるのが、奨学金・住宅ローン・自動車ローン・リボ払い・消費者金融といった複数のローンを併用しているケースです。単体ではそこまで大きな金額でなくても、積み重ねることで高額になることがあります。

例えば、奨学金で300万円、住宅ローンの頭金不足で一時的にカードローン100万円、さらに家電や生活費をリボ払いで150万円…といった具合です。生活のための支出が重なり、気づけば合計額が膨れ上がっていたという方も少なくありません。

主な借入先と特徴

  • 銀行カードローン:金利は3.0〜15.0%程度。審査はやや厳しいが限度額は高め。
  • 消費者金融(アコム、プロミスなど):金利は15.0〜18.0%と高めだが、即日融資も可能で利便性が高い。
  • クレジットカードのリボ払い:年利は15.0%前後。返済額が一定のため管理しやすいが、返済期間が長期化しやすい。
  • 奨学金(日本学生支援機構など):無利子または低金利(0.1〜1%程度)で、借入額が高額になりやすい。

特にリボ払いや消費者金融の利用が重なると、利息がかさんで元金がなかなか減らず、借金額が増える原因となります。

金利18%は本当に無謀なのか?

年18%という数字は、確かに高く感じられます。例えば100万円を年18%で借りた場合、年間の利息は18万円です。しかし、消費者金融の多くはこの上限金利に近い条件で貸し付けており、短期間の利用を前提としています。

問題となるのは、この金利で長期的に借り続けてしまうこと。返済が遅れたり最低額しか返済しない状態が続くと、利息の支払いが主となり、借金が減らない「負のループ」に陥ります。

実際の事例:借金600万円を抱えた一般会社員のケース

30代会社員のAさんは、奨学金(250万円)・自動車ローン(150万円)・クレカリボ(100万円)・消費者金融(100万円)で合計600万円の借金を抱えていました。生活費が足りずに借入が借入を呼ぶ構造に陥り、気づけば毎月の返済だけで手取りの3割以上を占める状況に。

最終的には債務整理を検討し、弁護士を通じて任意整理を行うことで月々の返済額を減額し、5年で完済しました。

借金があることは恥ではないが、放置は危険

借金を抱えること自体は、現代社会においてはよくあることです。特に教育や住宅、自動車などライフイベントのために必要となる場合も多くあります。ただし、それを「見ないふり」して放置することが最も危険です。

定期的な家計見直しや、返済計画の作成、状況によっては債務整理の相談も視野に入れることが重要です。

まとめ:借金の実態と向き合い、計画的に対応しよう

一般人でも500万〜1000万円の借金を抱えるケースは実際に存在し、借入先は奨学金・カードローン・消費者金融など多岐に渡ります。利息は借入先によって異なり、特に消費者金融では18%近いケースもあります。

重要なのは「どこから借りたか」よりも「どのように返すか」です。早期に計画を立て、返済ペースを整えることが健全な経済生活への第一歩となります。

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