小さな子どもとペットを含む4人家族で、毎月の生活費が35万円。「高いのでは?」と感じる方も多いかもしれません。本記事では、実際の内訳をもとに無理のない改善ポイントや節約の工夫を提案していきます。
生活費35万円は高い?全国平均と比較
総務省「家計調査」(二人以上の世帯・子育て世代)によると、30代〜40代の平均生活費は約32〜36万円前後。ただし、ペットや住宅ローン、保育料が含まれる場合はそれ以上になる傾向があります。
今回の内訳ではローン・保育園・犬の維持費が加わっており、35万円は特別高いわけではないものの、見直し余地がある項目も見受けられます。
支出のポイント① 住宅関連費用:固定費の中核
住宅ローン関連(管理費込)12万円は、都市部や分譲マンションの場合は標準的ですが、収入の30%以上にあたる場合はやや負担が重めです。
繰上返済や固定金利見直しなども検討すると、長期的には軽減につながる可能性もあります。
支出のポイント② 食費と外食費:バランス再確認
食費:50,000円+外食:15,000円=計65,000円は、家族構成から見れば平均的。ただし月3回の外食で15,000円はやや高め。
家族セットメニューのあるチェーン店利用やテイクアウト併用で月5,000円減らせる可能性も。
支出のポイント③ 通信費と保険:見直し効果が大きい
携帯(2人)15,000円は、機種代込みとはいえやや高め。格安SIMやプラン見直しで5,000円〜8,000円程度の削減が可能なケースも。
医療保険6,000円+ペット保険1,400円は必要性の再確認を。公的保障+貯蓄でカバー可能な場合は整理を検討しても良いでしょう。
支出のポイント④ 日用品・オムツ・ミルク
小さな子どもが2人いれば、オムツ8,000円+ミルク3,000円は妥当ですが、ドラッグストアのPB商品やまとめ買いで節約の余地があります。
日用品も一括購入やセール活用で月1,000〜2,000円の削減が可能です。
支出のポイント⑤ ペット関連費:費用対満足度で調整
エサ5,000円+トイレ用品1,000円+トリミング7,000円(3ヶ月に1回)は、犬の犬種や健康状態によっては妥当です。
ただし、エサのブランド見直しやセルフトリミング導入も検討の余地あり。月換算2,000円程度の節約につながることも。
固定支出を整理して「無理のない予算感」を作ろう
以下は優先的に見直せる支出の一例です。
- 携帯料金 → 格安SIMで月5,000円削減
- 外食費 → 月5,000円削減(回数 or 単価)
- 保険見直し → 医療&ペット保険で月2,000円見直し
- 通信費+日用品など合計で月1〜2万円削減可能
まとめ:35万円は高くないが“固定費の整理”で将来も安心
夫婦+幼児+乳児+犬という家族構成では、生活費35万円は決して贅沢ではありません。ただし、固定費や習慣的支出を見直すことで、より安心・安定した家計運営が可能になります。
見直しのポイントは“ムダを削る”のではなく、“価値を感じない出費”を丁寧に削っていくことです。数字に追われるよりも、生活の質を守りながら家計を整える方法を探っていきましょう。
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