人身傷害補償を5000万円から無制限にすると保険料はいくら変わる?20代ドライバー向けに解説

自動車保険

自動車保険を見直す際、「人身傷害補償」の金額設定は迷いやすいポイントのひとつです。特に20代など若年層では保険料への影響も気になるところ。この記事では、人身傷害保険を5000万円から無制限に変更した場合に月額保険料がどの程度上がるのか、またそのメリットと注意点について詳しく解説します。

人身傷害保険とは?その補償内容をおさらい

人身傷害補償保険は、契約者本人や同乗者が事故でケガを負った際に、治療費・休業損害・精神的損害などを包括的に補償してくれる保険です。過失割合にかかわらず自己の補償が受けられるため、加入者が多い保険特約のひとつです。

たとえば、相手が無保険だった場合や、自損事故・単独事故でも補償される点が大きな特徴です。

5000万円から無制限に変えると月額はいくら上がる?

具体的な金額は保険会社やプラン内容、契約者の年齢・等級などによって異なりますが、一般的な例を挙げると以下のようになります。

  • 20代、等級6~10等級、一般型の車両保険付き:月額ベースで200~500円程度の上昇が想定されます。
  • 対人・対物無制限、人身傷害5000万円 → 無制限:年間で2500~6000円前後の上乗せになることが多いです。

特に20代は保険料が元々高めなので、割高感が出る場合もありますが、事故による重度後遺障害や死亡のリスクを考えると、無制限にすることで精神的な安心感を得ることができます。

人身傷害を無制限にするメリット

1. 高額な医療費・介護費用に備えられる:入院や手術費だけでなく、将来的な介護費用や収入補償もカバーされるため、想定外の出費に備えられます。

2. 同乗者や家族も守れる:自身だけでなく、家族や同乗者のケガに対しても無制限の補償が効きます。

3. 他人に頼らない安心感:相手が任意保険に未加入でも、補償を受けられるため、相手依存にならずに済みます。

デメリットはある?コストとリスクのバランス

最大のデメリットは保険料の上昇です。ただし、数百円程度の差で大きな安心を得られると考えれば、費用対効果は高いと言えます。特に仕事や育児など、万が一の際に周囲へ与える影響が大きい立場の方には有効です。

また、保険料が気になる場合は「一括見積もりサイト」などで複数社を比較して、コスパの良い保険に乗り換える方法もおすすめです。

実例:20代男性が加入した場合の比較

プラン 補償額 年間保険料 月額換算
プランA 5000万円 7万2000円 約6000円
プランB 無制限 7万8000円 約6500円

このように、月額で500円の差で無制限補償が受けられるなら、将来的なリスクへの備えとして有効な選択肢になります。

まとめ:無制限補償は「保険の本質」に近い選択

人身傷害を無制限に設定することで、万が一の際にも金銭面の心配が少なくなり、自分自身と家族を守る備えになります。20代という若さゆえの「保険料の高さ」はネックですが、月数百円の差で得られる「安心」の価値は大きいといえます。

保険は「起こってほしくないことに備える商品」です。無駄と感じることもあるかもしれませんが、備えがあることで事故後の人生が大きく変わることも。見積もり比較と適正な補償設計を心がけ、納得のいく保険選びをしましょう。

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