家族で海外旅行となると、現地での資金管理は非常に重要です。特にマレーシアやバリ島のような東南アジア地域では、クレジットカードや現金だけで十分か、それとも現地ATMが利用できる口座を開設すべきかなど、判断に迷うポイントが多くあります。この記事では、それぞれの選択肢のメリット・デメリットや、安全で効率的なお金の持ち歩き方について詳しく解説します。
海外旅行における現地口座の開設は必要?
一般的に、短期の旅行では現地で銀行口座を開設する必要はありません。特に観光目的で1〜2週間程度の滞在であれば、現金とクレジットカード、もしくは国際キャッシュカード(例:新生銀行やソニー銀行などのデビットカード)で十分に対応できます。
現地口座の開設は、滞在期間が長期に及ぶ留学やビジネス、居住目的の際に検討されるもので、観光客が簡単に口座を開設できるとは限りません。多くの銀行では、現地の居住証明やビザなどが必要になります。
現地ATMを使いたいなら準備すべき日本のサービス
日本国内でも、海外ATMから現地通貨を引き出せるサービスがあります。代表的なものは以下の通りです。
- 新生銀行のインターナショナルキャッシュカード
- ソニー銀行のSony Bank WALLET
- 楽天銀行デビットカード(JCB/Visa)
これらのカードがあれば、現地ATMで手軽に現地通貨を引き出すことができ、口座開設の必要もありません。
クレジットカード3枚持ちは正解か?安全な持ち方とは
複数のカードを持っていくのは賢い選択です。ただし、すべてを同じ場所に保管すると盗難や紛失時に全滅するリスクがあります。
以下のような対策をおすすめします。
- カードは異なるブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)を選ぶ
- 1枚はホテルのセーフティボックスに保管
- スマホのウォレットアプリ(Apple Pay、Google Pay)にも登録
現金を多めに持つ際の注意点
現金を多く持っていく場合は、安全性に配慮した携帯方法が必要です。マネーベルトや分散所持が基本となります。
また、為替の違いや両替手数料を考慮し、空港やホテルの両替所は避け、現地の銀行や公式両替所で両替するのが望ましいです。
子連れ旅行ならではの資金管理のコツ
家族5人での旅行では、思わぬ出費が発生することも。少額の支払いは現金で、大きな支払いはカードで分けて使うことで管理しやすくなります。
また、子どもが財布を持つ場合には、プリペイド式のカード(LINE Payカードなど)を使うと安心です。
まとめ:旅行期間や目的に応じて柔軟に準備しよう
マレーシアやバリ島への短期旅行であれば、現地ATM対応の日本のキャッシュカードやクレジットカード、そして適量の現金を用意しておけば十分です。現地での口座開設は基本的には不要と考えて問題ありません。
旅行先でも安心して楽しむために、事前にカードの利用可否やATMの対応ブランドなどを確認し、万が一に備えたリスク分散も忘れずに行いましょう。
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