クレジットカードの申し込みにおいて「短期間で複数のカードに申し込むと審査に不利になる」と耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。特に同一ブランド(例:アメックス)のカードに連続して申し込む場合、不安に感じる方も少なくありません。この記事では、信用情報への影響や申し込みタイミングの考え方、実際にどう対応すればよいのかをわかりやすく解説します。
クレジットカード審査における「申込情報」とは
カード申し込み時の情報は、信用情報機関(CICやJICCなど)に「申込情報」として6ヶ月間記録されます。この申込情報が多いと、カード会社から「資金繰りに困っているのでは?」と警戒され、審査でマイナス評価になることがあります。
たとえば5月にアメックスのカードに申し込み、不承認となった場合、6月に別ブランドでもアメックス系カードに申し込むと「再チャレンジ」と見なされる可能性があります。
申し込み履歴の件数が与える影響
一般的に、2〜3件以上の申し込みが短期間(1〜2ヶ月)に集中すると要注意とされています。審査落ちの情報そのものは記録されませんが、申し込んだ事実だけで警戒されることがあります。
実例として、Aさん(年収600万円・会社員)が2ヶ月で3枚のカードに申し込んだ結果、3枚目で否決されたケースがあります。本人に支払い遅延などのマイナス情報はなかったものの、「申込過多」が原因で見送られたと考えられます。
アメックスブランド内での申し込みと影響
Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス・カードの審査に落ちた後、セゾンゴールド・アメックスに申し込む場合、「アメックス」と名前がついていても、発行会社は別(アメックス直 vs クレディセゾン)です。
したがって、発行会社が異なることで審査方針も変わります。ただし、信用情報は共通のため、前回の申し込みから1ヶ月以内での再申請は避けるのが無難です。
信用に影響しない申し込みタイミングとは?
カード申請を行う際は、最低でも1〜2ヶ月以上の間隔を空けてから申し込むことが推奨されます。理想的には3ヶ月ほど開けると、申込履歴の影響が薄れます。
また、申し込みの際は事前に以下のような点をチェックしておきましょう。
- キャッシング枠を「0円」に設定する(審査が厳しくなりにくい)
- 利用目的を「ショッピング」と記載する
- 他に延滞や未払いがないか確認する
申込みを成功に導くための具体的な対策
申し込み前にできる対策として、信用情報の開示請求を行うことが挙げられます。CICのサイトでスマホから数百円で確認できます。
また、セゾンの公式サイトでは「事前診断ツール」も用意されていることが多く、通過可能性をある程度チェックすることができます。
まとめ:慎重なタイミングで申し込みを成功へ
クレジットカードの申し込みは、短期間での連続申請が審査に悪影響を及ぼす可能性があります。特に異なるカード会社であっても信用情報は共通であるため、前回から一定期間を空けるのがベストです。年収や職業に問題がなくても、「申込情報」が原因で審査に落ちることはあります。賢くタイミングを見極め、無理のないカード取得を目指しましょう。
コメント