アコムなどの消費者金融で追加借入をした際、既存の借入とどう利息が計算されるのか、どのように返済に反映されるのかが気になる方も多いでしょう。この記事では、実際の借入例を交えながら、アコムでの追加借入時の利息計算や返済の仕組みについて詳しく解説します。
アコムの利息計算は「日割り」で行われる
アコムでは、借入金額に対して年利がかかり、利息は1日単位で日割り計算されます。たとえば年18.0%の契約であれば、1日あたりの利率は「18% ÷ 365日 ≒ 0.0493%」です。
つまり、同じ日に借りたお金でなくても、それぞれの借入日数に応じて個別に利息が算出され、合計されて1ヶ月分の利息として請求されます。
追加借入をしたときの利息はどうなる?
例として、半年前に10万円を借りて残高が3万円、今日さらに5万円を借入れたとします。この場合、アコムでは2つの借入が合算された形で管理されますが、利息は個別に日数を管理して計算されます。
具体的には。
- 残高3万円分:180日分の利息
- 新たな5万円分:本日からの日数分の利息
これらが合算されて、次回の請求額に反映されます。
繰上げ返済時の利息と残高の減り方
たとえば、1週間後に5万円を繰上げ返済したとしましょう。返済された5万円は、まず「利息分」に充てられ、残った金額が「元金の高い方」から充当されるのが基本です。
この例では新しく借りた5万円の方が借入期間が短く利息も少ないため、新しい5万円の元金から優先的に減らされる可能性があります(※実際にはアコムの返済方式=借入日ごとの管理方式により変わる場合もあります)。
追加借入は別契約になるのか?
アコムでは、「1契約内の追加借入」扱いとなり、新規契約が必要になるわけではありません。そのため、返済履歴や利息もすべて1つの契約内で管理されます。マイページでも総合的な借入残高や利息が確認可能です。
ただし、借入日ごとの元金・利息は分かれているため、詳細は返済明細を確認することをおすすめします。
実際の返済イメージ
仮に年利18.0%の場合で以下のようなケースを見てみましょう。
- 旧借入:3万円 × 180日 × 0.0493% ≒ 約2,660円
- 新借入:5万円 × 7日 × 0.0493% ≒ 約172円
合計利息は約2,832円。繰上げ返済5万円の場合、これがまず利息に充てられ、残りの約47,168円が元金から差し引かれることになります。
まとめ:日割り計算を理解して賢く繰上げ返済
アコムでの借入は、追加借入しても契約は一本化され、日数に応じた日割りで利息が計算されます。繰上げ返済をする際は、利息の発生を抑えるためにも早めの返済が有効です。
返済の具体的な配分や利息の詳細は、アコムのマイページや返済明細で確認できます。不明な点があれば、コールセンターに問い合わせるのも一つの手です。
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