社会人になりたての初任給で、限られた収入の中から貯金をしたいと考えるのは、とても立派なことです。特に手取り15万円という収入の中で毎月5万円を貯金しているというのは、一見すると「少ないのでは?」と感じるかもしれませんが、実際には非常に頑張っている数字と言えます。本記事ではその背景を理解しながら、家計の見直しや支出バランス、もっと効率よく貯金するための考え方を解説していきます。
手取り15万円で月5万円の貯金は多い?少ない?
一般的に、家計管理の目安として「手取りの20%を貯金に回すと理想的」と言われています。手取り15万円なら3万円が目安ですが、5万円を貯金している場合、それは手取りの約33%にあたり、十分すぎるほどの水準です。
実際に貯金が難しい人も多い中で、収入の3分の1以上を貯めているのは素晴らしい家計管理です。特に返済や生活費の負担がある中でこれを達成できているのは、むしろ誇るべき状況です。
支出内訳を整理してみると見えるバランス
投稿にある支出の例を基にざっくりとした内訳を整理してみましょう。
項目 | 金額 |
---|---|
食費・日用品 | 34,000円 |
交通費 | 10,000円 |
仕事中のご飯 | 15,000円 |
詐欺被害返済 | 40,000円 |
携帯代 | 3,000円 |
合計 | 102,000円 |
この支出であれば、残りの約5万円を貯金に回しているというのは、極めて合理的かつ無駄の少ない家計といえます。
ただし、仕事中のご飯代が1.5万円とやや高めな印象もあるため、ここに節約の余地があるかもしれません。
もっと貯金を増やしたい人におすすめの見直しポイント
「今でも頑張っているけれど、もう少し貯金を増やしたい」という場合、以下の項目を見直してみると効果的です。
- 食費・昼食代の見直し:お弁当を活用することで月5,000円以上節約可能
- サブスクや不要な固定費の棚卸し:無意識に続けている契約を洗い出す
- スマホ料金の格安プランへの移行:現在3,000円でも、さらに安いMVNOに乗り換え可能かも
たとえば、毎日のランチをコンビニ500円→自作お弁当300円にするだけでも、月に約4,000円の節約になります。
返済があるときの貯金優先順位
詐欺による返済が毎月4万円発生しているとのことですが、もし利息が発生していない場合(親族などへの返済など)であれば、無理のない範囲で貯金も併行するのは良い選択です。
一方、利息付きの借金やリボ払いなどであれば、返済を優先して完済するほうが金利負担が少なく済むため、将来的な家計改善につながります。
毎月5万円の貯金は維持しつつも、ボーナス時などにまとめて返済に充てる方法もおすすめです。
精神的にも「貯金している」という安心感が大切
金額の多い少ないにとらわれすぎるよりも、「貯金の習慣を継続できている」という事実が将来の自分を助けてくれることが大事です。
手取り15万円でもコツコツと毎月貯金をすることで、1年後には60万円、2年後には120万円という資産が形になります。小さな積み重ねが大きな自信につながるのです。
まとめ:月5万円の貯金は十分立派。自信を持って継続を
手取り15万円という限られた収入の中で、月5万円の貯金を実現しているのは、誰が見ても立派な成果です。「もっと貯めたい」という前向きな姿勢も素晴らしいですが、今の家計バランスでも十分すぎるほど頑張れていることを自覚しましょう。
少しの見直しでさらにゆとりを生み出すことも可能なので、無理なく、着実に、将来の安心につながるお金の使い方を続けていきましょう。
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