スマートフォンやインターネットバンキングの普及により、誰でも手軽に送金ができるようになりましたが、うっかりミスによる送金先の誤りは意外と多いトラブルの一つです。今回は、ゆうちょダイレクトで送金先の銀行を間違えた場合の対応方法や注意点について詳しく解説します。
誤って別の銀行に送金してしまった場合の基本的な流れ
銀行名を間違えて送金してしまった場合でも、支店番号・口座番号・名義人情報が一致していれば、送金は完了してしまうことがあります。今回のように三井住友銀行に送金するつもりが、GMOあおぞらネット銀行に送金してしまった場合も、同じ番号・名義人の口座が存在すれば、着金してしまう可能性が高いです。
このようなケースでは、自動で返金されることはほぼありません。送金先が実在し、入金が完了している場合、送金者が手続きを行わない限り資金は戻りません。
送金先が実在しない場合はどうなる?
一方で、入力した銀行・支店・口座番号・名義人のいずれかが存在しない場合、送金はエラーとなり、資金は数営業日内に自動返金されます。この場合は焦らず、数日待って返金処理を確認しましょう。
例えば、GMOあおぞらネット銀行に同じ支店・口座番号が存在しなかった場合、自動的にゆうちょ銀行に戻ってきます。返金には通常2〜5営業日ほどかかります。
送金先が実在していて間違って振り込んだ場合の対処法
実在する口座に送金してしまった場合は、次の手順で対応が必要です。
- ゆうちょ銀行のカスタマーセンターまたは最寄りの支店に相談
- 振込内容(日時、金額、誤送金先の銀行名・支店名・口座番号など)を伝える
- ゆうちょ銀行から誤送金先銀行に連絡が入り、相手の同意があれば返金処理が進みます
この手続きには1週間〜数週間かかることがあり、また受取人が返金を拒否した場合、法的手段が必要になるケースもあります。
週明けに銀行へ行くのは正しい判断
今回のケースでは、早期の相談が最も重要です。ゆうちょ銀行で相談を行う際には、以下のものを持参するとスムーズに対応してもらえます。
- 振込明細(スマホ画面のスクリーンショットでも可)
- 本人確認書類(免許証、マイナンバーカードなど)
- 相手先として想定していた口座情報(正しい送金先)
また、電話で事前に問い合わせて予約しておくのもおすすめです。
振込ミスを防ぐための対策
同様のトラブルを防ぐため、以下の対策を習慣化すると安心です。
- 振込前に銀行名・支店名・口座番号・名義人を必ず再確認
- スマホの予測変換や「よく使う送金先」による自動選択に注意
- 大きな金額を送る場合は、まず少額をテスト送金してから本送金を行う
実際にあった例として、「ゆうちょダイレクトで支店を選ぶ際に、前回使った銀行が選択されていてそのまま送信してしまった」という声もありました。
まとめ:送金ミスに気づいたら迅速な対応を
銀行名の選択ミスによる誤送金は、金額・口座番号・名義が一致している場合は着金してしまう可能性が高いため、自動返金には期待せず、早急に銀行へ相談することが大切です。誤送金先が実在しなければ、数日以内に自動返金されるケースもありますが、念のため銀行へ確認するのが安心です。
手続きに不安がある場合は、カスタマーセンターへの電話や店舗窓口での相談を利用し、冷静に対応しましょう。
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