大学生や若い社会人の中には、リボ払いの便利さに頼りすぎてしまい、気づいたら思った以上に残高が膨らんでいた…という経験をする人も少なくありません。本記事では、親に通帳を見られる立場でお金の自由が制限されている学生が、リボ払いから抜け出しつつ、お金を上手に管理していく現実的な方法を紹介します。
なぜリボ払いは危険なのかを再確認しよう
リボ払いは毎月の支払いが一定で一見ラクに見えますが、その裏には高金利の手数料が隠れています。年率15%前後の手数料は、銀行の定期預金の数百倍にあたるレベル。20万円の残高に対して年3万円以上の手数料がかかる可能性があるのです。
つまり、「少しずつ返せばいい」という考えは、長期的には損失を膨らませることにつながるため、可能な限り早期完済を目指すべきです。
親に通帳を見られていても自由に使えるお金を確保する方法
親が通帳を管理している場合、「銀行口座を新たに開設」して、仕送り口座と分けることをおすすめします。ネット銀行(例:楽天銀行、住信SBIネット銀行)なら通帳もなく、取引履歴も親に知られることはありません。
仕送りが入ったら、一部を毎月その新口座に移すだけで、見られない「自由なお金」が確保できます。ATMでの移動やスマホアプリでの振替を活用するとよりスムーズです。
脱毛など大きな出費は本当に今必要?を見極める
「脱毛」は確かに将来の自己投資ですが、金利15%超のリボ払いで支払うのは、結局「高く買う」ことになります。どうしても脱毛したいなら、無利子の学生ローンや、バイトで積み立てた分から一括払いをするなど、「借りずに払う仕組み」に切り替えるのが得策です。
たとえば月1万円を5ヶ月積み立てるだけで、5万円の脱毛に手が届きます。計画性が未来の自信にもつながります。
リボをやめるための現実的な3ステップ
- 新たな借り入れをしないと決意する(脱毛も含めて一度ストップ)
- 毎月の返済額を増やす(2万円→2.5万円以上)
- 返済専用の口座を作る(収支を見える化して管理)
たとえば、月2.5万円返済で年間30万円を返せると考えれば、残高20万+手数料約2万円も、1年以内の完済が見えてきます。
自立のために知っておくべきお金の知識
リボを卒業する過程は、将来の資産形成にとっても大切な経験です。特に次の点は抑えておきましょう。
- クレジットカードは一括払いが原則
- 生活費・趣味費・貯金の3つに収支を分ける
- 収入の10〜20%は「未来への投資」に回す
これは、就職後に奨学金返済や家計管理をする際にも役立つ基礎になります。
まとめ:お金の自由は“見えない力”で勝ち取れる
リボ払いをやめるための第一歩は、借りない・使わない決意を持つこと。親の目をかいくぐってではなく、正面から自立を目指す仕組みづくりが鍵です。
「本当に必要な支出」と「欲望の支出」を分けて考える習慣が身につけば、脱毛も旅行も、もっと気持ちよく楽しめる未来が待っています。
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