毎月のガス代に悩まされている方も多いのではないでしょうか。特に料理とお風呂は日常的にガスを使う場面として代表的ですが、果たしてどちらの方が多くのガスを使っているのでしょうか?本記事では、実際の使用量や家計への影響を比較しながら解説していきます。
料理で使うガス量の目安と特徴
料理に使うガスは、主にガスコンロやガスオーブンによるものです。1回の調理で使用するガスは約0.05〜0.1㎥程度とされており、火加減や調理時間によって変動します。
例:中火で20分間煮込み料理をした場合、ガスの使用量は約0.07㎥。1㎥あたりの単価が200円なら14円程度のコストです。
お風呂のガス使用量は想像以上に多い
一方、お風呂(給湯器)でのお湯張りやシャワーには多くのガスを消費します。例えば浴槽に約200Lのお湯をためるには約0.4〜0.6㎥のガスが必要とされ、これは料理1回分の4〜8倍に相当します。
例:お湯張りに0.5㎥、追い焚きに0.2㎥使用した場合、合計で0.7㎥。単価200円であれば140円のコストです。
シャワー派と湯船派での違い
シャワーを使う場合、1分あたり約10Lの水を消費します。10分間使用すると100Lになり、これを40℃まで温めるのに必要なガス量は約0.2㎥程度です。
湯船に比べると少ないですが、複数人が順番に使う場合や追い焚きが必要になる場合は、逆にコストがかさむ可能性もあります。
家庭のライフスタイルによる違い
一人暮らしで外食中心の生活なら料理によるガス使用量は少なく、お風呂の方が圧倒的にガスを消費するケースが多いです。
逆に大家族で自炊が中心なら、料理にも相応のガス代がかかります。ただし、それでもお風呂の占める割合が6〜7割というのが一般的な傾向です。
ガス代節約のコツ
- 追い焚きを減らす:家族で時間を空けずに入浴すると追い焚きの回数が減り節約になります。
- 料理の効率化:余熱を活かした調理や一度にまとめて作る「作り置き」も節約に有効です。
- ガス機器の見直し:エコジョーズなどの省エネ給湯器は、使用ガス量を抑える効果があります。
まとめ:お風呂が最もガス代を押し上げる要因に
結論として、一般家庭ではお風呂(給湯)が最も多くのガスを消費する傾向にあります。料理も毎日行うものの、1回あたりの消費量はそれほど多くありません。家計に優しい生活を目指すなら、入浴のスタイルや給湯器の使い方を見直すことが有効な第一歩となるでしょう。
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