18歳で複数のアルバイトを掛け持ちしながら扶養や社会保険をどう管理すれば良いかは、多くの若い人が悩む問題です。特に、年収が増えたり夜職を始めたりすると、制度の理解が不可欠になります。
扶養が外れる年収ラインとは?
一般的に、配偶者や親の扶養に入るためには年収が130万円以下であることが目安です。このラインを超えると健康保険や税制上の扶養から外れる可能性があります。
ご相談者の場合、1〜5月で50万円超(概算)稼いでおり、6月の会社アルバイトで15万円を超えると、合計収入が年収130万円超の見込みとなり、扶養から外れる可能性が高くなります。
未払い分の社会保険料はどうなる?
会社が4・5月分を未払いでそのままにしていた場合、あなた自身に追加の保険料支払い義務が発生する可能性があります。保険料は本人と会社が折半する仕組みですが、会社が未納の場合、本人が全額負担するケースもあり得ます。
まずは勤務先に事情を相談し、未払い分の負担や手続きを明確にしてもらうのが最優先です。
夜職と掛け持ちした場合の社会保険の追加対応
現在の会社の扶養から外れているなら、健康保険の加入状況を確認しましょう。夜職が雇用契約か業務委託かでも対応が異なります。
・雇用契約なら、かけ持ち先でも社会保険加入の義務が生じる場合があります。加入する必要があるかを会社に確認し、必要に応じて手続きを進めましょう。
・業務委託や個人事業の場合は、国民健康保険への加入に切り替える必要があります。住所地の役所や国保窓口で手続きを行いましょう。
具体的なステップと優先順位
① 未払いの保険料の確認と清算:会社に相談し、あなたの負担分・会社負担分も含めて明確にしましょう。
② 健康保険の加入・切り替え:現在の会社で適用できるか、あるいは国民健康保険に切り替える必要があるかを確認してください。
③ 夜職を始める場合の対応:雇用契約なら社会保険加入、業務委託なら国保への加入を優先しましょう。
注意したいポイント
・扶養から外れるタイミングや加入漏れによる保険料のさかのぼり請求が発生する可能性があるため、早めの対応が重要です。
・加入先が複数になる場合は、それぞれどこに入るべきか、支払いはどこまで必要かを把握することが大切です。
まとめ:まずは今の状況を整理&相談から
複数のバイトを掛け持ちしている場合、収入や雇用形態によって扶養・保険の適用先が変わるため、最初に未払い保険料を整理し、勤務先や役所へ相談しましょう。そのうえで、夜職開始や掛け持ち後の対応を整えていくのが安心です。
必要であれば、社会保険労務士や市区町村の相談窓口などに相談して手続きを進めてください。
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