月収16万円台で190万円の車を買うのは可能?若手会社員が愛車を手に入れるための現実的な資金計画

家計、貯金

車好きにとって、初めての愛車は特別な存在です。特に憧れの車種となれば、少々高くても手に入れたいという気持ちはよく分かります。しかし、現実的な収支や将来の生活を考慮した上での購入計画は欠かせません。今回は月収16万円程度の若手社会人が、総額190万円の中古車(例:トヨタ・チェイサー)を購入する場合に考えるべきポイントを、具体的な数字で解説していきます。

手取り月16万円での車購入計画:まず収支を把握

まずは手取り月収16万円の生活の中で、車の維持費をどれだけ捻出できるかを把握する必要があります。仮に一人暮らしでなく実家暮らしとすると、月々の支出は以下のようになるケースが多いです。

項目 金額(目安)
食費・交際費 30,000円
通信費(スマホ等) 10,000円
ガソリン代・交通費 10,000円
貯金 20,000円
その他雑費 10,000円
車関連費(ローンや維持費) 最大50,000円

これを見ると、月5万円以内でローン返済+維持費が収まれば現実的といえます。

190万円の車を買うときのローンシミュレーション

頭金30万円を用意できるとすると、残り160万円がローン対象となります。仮に3年(36回)払いで年利5%とした場合、月々の返済額は約48,000円です。これに加えて、保険料やガソリン代、税金・車検費用などを含めると、かなりカツカツになります。

もし支出に余裕を持たせたいなら、5年払い(月々約30,000円)など長期ローンも選択肢になりますが、その分利息負担は増えます。

車の維持費も忘れてはいけない

車を買って終わりではなく、毎月・毎年かかる維持費も重要です。具体的には以下のようなコストがあります。

  • 任意保険(若年層は高め):月10,000〜15,000円
  • 自動車税(チェイサーの場合):年間約39,500円
  • 車検費用(2年ごと):10〜15万円程度
  • ガソリン代:走行距離次第で月5,000〜15,000円

このように、購入後も継続的に月2〜3万円は車関連の費用が発生します。購入前にこうしたランニングコストも計算に入れることが必要です。

中古スポーツカーを買うときの注意点

チェイサーのようなスポーツタイプや旧車は、整備費用や部品代が高くなる傾向があります。また、改造歴のある個体や走行距離が多い車両は、購入後すぐに修理費がかかることも。

信頼できる販売店で保証付きの車を選んだり、事前に整備履歴を確認することが重要です。安く買っても、維持費が高ければ結果的に割高になります。

現実的な選択肢とステップアップの考え方

いきなり190万円の車に飛びつくのではなく、最初はもっと価格帯の低い中古車を選び、数年後に収入が安定してからステップアップする方法もあります。

たとえば、50〜100万円台の信頼性の高い車を購入し、毎月の維持費を抑えつつ貯金を継続すれば、後々もっと良い車を現金で買える可能性もあります。

まとめ:購入は可能だが、計画性が鍵

月収16万円でも、190万円の車を買うことは不可能ではありません。ただし、毎月のローン返済や維持費、将来の収支バランスをしっかり考えたうえで決断する必要があります。

車は夢を叶える一方で、長期的な責任も伴う買い物です。現実的な予算とライフプランに基づいて、無理のない範囲で選ぶようにしましょう。

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