週20時間・週5日勤務のパートで社会保険はどうなる？加入条件と注意点をわかりやすく解説

ハローワークの求人で「週4～5日、1日4時間勤務」といった条件のパートで、社会保険（健康保険・厚生年金）は加入対象になるのか迷っている方が多くいます。この記事では、具体的な勤務時間や企業規模に応じた社会保険のルールを実例とともに丁寧に解説します。

社会保険に加入する条件とは？

社会保険は、1週間の所定労働時間が週20時間以上かつ、以下のいずれかの条件に当てはまるパートタイマーも加入対象となります。

今回のケースでは週20時間・企業規模40人と条件Aのみなら条件を満たします。

例えば、週5日×4時間＝20時間で、「週20時間以上／月額賃金8.8万円以上／勤務期間見込みが1年以上／従業員501人未満」だった場合、法改正により従業員数500人超の企業では加入義務が生じます。

ただし、今回のように「従業員数が40人」しかいなくても、勤務実績と見込みの要件を満たせば、企業ごとに任意加入の手続きをしてくれるケースもあります。

中小企業においては、社会保険未加入のまま運用しているケースも多くあります。

そういった場合、まずは求人票や就業規則、口頭または書面で“社会保険の加入方針”を確認しましょう。

社会保険に加入しない場合、健康保険や年金は国民健康保険・国民年金での対応が必要です。

将来的に公的手当や年金受給額に影響しますので、どちらが得か慎重に考えることが重要です。

週20時間勤務で週5日・40人以下の企業でも、勤務期間や賃金基準を満たせば社会保険の加入対象になります。まずは求人元に確認し、必要なら加入手続きを依頼しましょう。