不妊治療を続けながら将来の医療費への備えとして保険加入を検討する方は少なくありません。特に高額になりやすい先進医療への備えを考えると、先進医療特約の有無は重要なポイントです。本記事では、不妊治療中でも加入しやすい医療保険の選び方と注意点をわかりやすく紹介します。
不妊治療中でも加入できる可能性がある保険の特徴
不妊治療中でも加入できる保険は、主に「持病があっても入りやすいタイプ(引受基準緩和型医療保険)」か「治療内容によっては通常の医療保険も検討できる場合」があります。不妊治療は“病気”として扱われることがあり、告知内容によって判断が変わります。
たとえば、タイミング法や人工授精の段階であれば加入できる保険も多く、体外受精など高度な治療に進むと加入の可否が変わることがあります。事前に告知内容を正確に把握しておきましょう。
先進医療特約は不妊治療とは別の範囲。だからこそ加入できる可能性は高い
先進医療特約は“保険適用外の高度医療にかかる技術料を保障”する特約であり、不妊治療には適用されません。そのため、不妊治療中であっても、条件を満たせば先進医療特約を付けられる可能性があります。
例として、がんの粒子線治療・陽子線治療などをカバーするもので、高額の医療に備えるために多くの方が加入しています。
実例:不妊治療中でも加入できたケース
ある30代の女性は、人工授精を続けている最中に医療保険の見直しを行いました。告知で「不妊治療中」と伝えたところ、医療保険自体は加入可能であり、先進医療特約も問題なく付帯できると回答されました。
しかし、別のケースでは体外受精に進んでいたため、医療保険の一部の保障を制限されたり、引受が難しいと言われた例もあります。このように、どの段階の治療を行っているのかで判断が大きく変わります。
加入前に必ず確認したいポイント
不妊治療中に保険を検討する場合は、次のポイントを必ず確認しましょう。
・現時点の治療内容(タイミング法/人工授精/体外受精)
・告知義務の内容
・保険会社ごとの判断基準
告知義務を正しく行わないと、将来保険金が支払われないリスクがあるため、必ず正確に伝えることが重要です。
おすすめの相談先:保険ショップ・FP(ファイナンシャルプランナー)
不妊治療中の保険加入は判断が複雑になりやすく、商品選びで迷うことが多いものです。そのため、複数の保険会社を比較できる保険ショップやFPに相談するのが最も確実です。
最近ではオンライン相談も可能なため、治療の合間に自宅で比較検討できます。先進医療特約の充実度や費用も含め、最適なプランを提案してもらえます。
まとめ:不妊治療中でも先進医療特約付き保険は加入可能な場合がある
不妊治療中でも加入できる医療保険は決して少なくありません。特に先進医療特約は不妊治療と直接関係しないため、付帯できるケースも多く見られます。
・現在の治療段階を把握する
・複数の保険会社で比較する
・告知は正確に行う
これらを押さえておけば、治療と将来の保障を両立できる保険選びが可能になります。


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