ここ2〜3年で最も物価が上がったと感じる身近なものは?生活者の声とインフレ実感

家計、節約

近年、私たちの生活の中で感じる「物価の上昇」。特に2022年以降、円安や原材料費の高騰、エネルギーコストの上昇などを背景に、日々の暮らしに密接な商品やサービスの価格が軒並み値上がりしています。今回は、ここ2〜3年の間に多くの人が「値上がった」と感じている身近なものにフォーカスし、具体的な商品や価格推移、節約の工夫までご紹介します。

食品の値上がり:お米・パン・加工品の価格変化

まず多くの人が実感しているのが食品価格の上昇です。特に「お米」は家庭の食卓に欠かせない主食。2021年頃に比べると、一部の銘柄では5〜10%以上の価格上昇が見られます。

また、パンやインスタントラーメン、レトルト食品といった加工品も小麦価格や原材料費の高騰により連続して値上げされており、2023年だけでも複数回価格改定が行われました。

飲料類:自動販売機やペットボトル飲料の価格に注目

自動販売機の飲料は、2023年頃から徐々に160円→180円という価格帯に移行し始めています。特に炭酸飲料やスポーツドリンク、缶コーヒーなどはその影響が顕著です。

スーパーやコンビニでのペットボトル飲料も、メーカーによっては140円台だった商品が150円台に変更されていることも珍しくありません。

光熱費:電気代・ガス代の上昇が家計に直撃

2022年から2023年にかけて、電気・ガス料金は政府の補助金で一時的に緩和されたものの、基本料金や燃料費調整額の上昇により家計への圧迫感は強まっています。月額1,000〜3,000円ほどの増加を感じている家庭も少なくありません。

特にオール電化住宅や都市ガスエリア外の地域では、その影響がさらに大きくなる傾向があります。

日用品:トイレットペーパーや洗剤など生活必需品もじわりと上昇

ティッシュペーパーやトイレットペーパー、洗濯用洗剤、シャンプーなど、日々消費される日用品も見えにくい形で価格が上がっています。たとえば「内容量はそのままだけど価格が上がった」あるいは「価格は据え置きでも内容量が減った」といった実質的な値上げ(ステルス値上げ)が進行しています。

パッケージデザインが変わった製品は要チェックです。以前と比べて、容量や使用回数が減っている可能性があります。

外食・テイクアウト:ファストフードもじわじわ価格改定

ファストフードやチェーン店の価格改定も続いており、たとえば某バーガーチェーンの「てりやきバーガーセット」は、2021年の650円から2024年には750円前後へと変更された例があります。

お弁当やおにぎり、カップ麺なども同様に値上げの波が続いており、毎日の昼食代にもじわじわと影響が出ています。

まとめ:物価高を乗り越えるための工夫と意識がカギ

ここ2〜3年で私たちが最も実感しているのは、「気づかぬうちの値上げ」です。特に日常で頻繁に手に取るものほど、その差を感じやすく、生活全体に影響を与えています。

これからも価格動向には注意を払いながら、まとめ買いやプライベートブランドの活用、節電・節水の工夫などを通じて、賢くインフレ時代を乗り越えていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました