クレジットカード会社はどうやって儲けているのか?一括払いでも利益が出る仕組みを解説

クレジットカード

「毎回一括払いにしてるけど、それでクレジットカード会社ってどうやって儲けてるの?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。実は、カード会社の利益の仕組みは思っているより多様です。本記事では、一括払いでもカード会社が利益を得る仕組みと、分割払いやリボ払いとの違いをわかりやすく解説します。

カード会社の主な収益源は「加盟店手数料」

あなたがクレジットカードで買い物をすると、その売上の数%(通常1〜5%程度)が、カード会社に「加盟店手数料」として支払われます。

たとえば、1万円の買い物をカードで決済すると、加盟店(お店)は9,700円〜9,900円しか受け取れず、残りがカード会社の収益になります。この手数料は一括払いでも発生するので、カード会社は“使われるだけで”利益が出るのです。

分割払いやリボ払いは「金利収入」が入る

もしあなたが分割払いやリボ払いを選んだ場合、その金額には年率10〜18%前後の金利が上乗せされます。これがカード会社にとって非常に大きな収益源です。

例えば10万円をリボ払い(年15%)で返済した場合、1年間で約1万5,000円の利息を追加で支払うことになります。これがそのままカード会社の利益になります。

年会費や遅延損害金も収益の一部

年会費のあるカードでは、会費も安定収益の一つです。また、支払いが遅れた場合に発生する「遅延損害金(年率14.6%など)」も、利益に加算されます。

中には年会費無料でポイント還元率が高いカードもありますが、その場合でもカード会社は加盟店手数料とリボ登録などでしっかり利益を確保しています。

ポイントやキャンペーンも利益を生む仕組み

ポイントを還元していると「会社側は損じゃないの?」と思う方もいますが、実は違います。ポイントによって「もっと使ってもらえる」→「加盟店手数料が増える」という流れがあるため、長期的にはむしろ利益を増やす手段なのです。

たとえば「入会特典◯万円」なども、将来の継続利用で回収できると見込んでいるから実施されます。

実例:一括払いだけ使っている人も「優良顧客」になる?

実際に、カード会社は一括払いメインの顧客にも「ポイントアップ」や「リボ払いキャンペーン」を案内してきます。それは、一括払いだけでも利用額が多ければ加盟店手数料で十分利益が出るからです。

また、定期的に利用があることで“信用スコア”が上がり、ゴールドカードなど上位サービスへの案内が来ることも。

まとめ:クレジットカード会社は「使ってくれれば儲かる」

クレジットカード会社は、あなたが一括払いを使うだけでも「加盟店手数料」で儲けています。さらに、リボ払いや分割払いを選ぶ人がいれば、その利息収入がプラスされ、より大きな利益を得る構造になっています。

「使う=借金」ではないので、一括払いを正しく活用する限り、あなたはカード会社の“都合のいいお客”ではなく、スマートな利用者です。

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