自動車保険の保険料は年齢・等級・車種・運転者の条件など多くの要素で決まります。特に20代後半は保険料が安くなり始めるタイミングで、ネット型保険の選択肢も豊富です。今回は、ネット自動車保険を利用している20代後半の方の実例をもとに、保険料の相場やポイントを解説します。
20代後半での保険料の目安は?
ネット自動車保険に加入している20代後半のドライバーでは、年間保険料の平均はおおよそ3万円〜7万円程度。以下は実際のユーザーの例です。
- 車種:トヨタ アクア(コンパクトカー)/等級:13等級/年間保険料:約35,000円/補償:対人・対物無制限、車両保険なし、弁護士特約あり
- 車種:スズキ スイフトスポーツ/等級:15等級/年間保険料:約60,000円/補償:フルカバー(車両保険あり)、人身傷害補償あり、ロードサービス付き
- 車種:ホンダ N-BOX/等級:9等級(新規から継続)/年間保険料:約50,000円/補償:対人対物無制限、車両保険あり、免責5-10万円
等級や事故歴によって大きく変動する点も押さえておきましょう。
ネット型保険のメリットとデメリット
ネット保険の最大の魅力は保険料の安さです。代理店型と比べて20〜30%程度安くなるケースが多く、若年層に特に人気があります。
一方で、すべての手続きを自分で行う必要があるため、補償内容の選定や条件設定に慣れていない人にとってはややハードルが高いと感じることも。
特約の選び方:何を付ければ安心か
20代後半で特におすすめの特約は以下の通りです。
- 弁護士費用特約:事故時の示談交渉に必要。年間数百円で付帯できる。
- 対物超過修理費用特約:修理費が車両価値を超えた場合に補填される。
- ロードサービス:バッテリー上がりやパンク時にも安心。
ただし、あれもこれも付けすぎると保険料が増えるため、自身の運転スタイルに合わせた選定が重要です。
車両保険を付けるべきか?
中古車やコンパクトカーに乗っている場合、車両保険を外すことで保険料を1万〜2万円程度安く抑えることができます。一方、新車やローン残債がある場合は加入が推奨されます。
例:車両保険付きで年6.2万円→車両保険なしで年4.1万円に。
保険料を安く抑えるコツ
- 年間走行距離を5,000km未満に設定(短距離割引)
- 免許証の色を「ゴールド」にする(優良割引)
- 使用目的を「日常・レジャー」にする(通勤・業務用は高くなる)
ネット見積もりを3社以上比較することも大切です。SBI損保・ソニー損保・おとなの自動車保険などが20代にも人気です。
まとめ:自分に合った補償を選んで、無理なく安全を確保
20代後半は保険料が下がり始める節目。ネット型保険を上手に活用すれば、無理なく必要な補償を確保できます。等級や運転歴、車種に応じて見直しを行い、1年に1度は保険料の比較を行うことをおすすめします。
シンプルに必要最低限の補償を選ぶも良し、安心を優先して手厚くするも良し。ライフスタイルに合った自動車保険を選びましょう。
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