500円札が珍しい理由とSNSで注目を集めやすいワケとは？

かつては日常で使われていた500円札。しかし現在では硬貨に置き換わり、流通することがほとんどなくなりました。最近TwitterなどのSNSで500円札を投稿したところ、意外にも注目を集めたという人も。この記事では、500円札がなぜ珍しくなったのか、なぜSNSで話題になりやすいのかを解説します。

そもそも500円札ってどんなお札だった？

日本で500円札が発行されていたのは昭和26年から昭和59年まで。最後に発行されたのは岩倉具視の肖像が描かれた「C号券」で、1984年に発行停止となり、500円硬貨へと移行されました。

500円札は現在でも法的には使える「有効な通貨」ですが、実際に流通している枚数はごくわずか。日常の買い物でお釣りとして出てくることはほとんどありません。

500円札をSNSに投稿すると、意外にも多くの人が興味を示します。なぜなら、今の若い世代にとって500円札は「見たことがない」「聞いたことしかない」存在だからです。

特にZ世代や10代・20代にとっては、紙幣としての500円を実物で見る機会がなく、「レトロ」「昭和っぽい」「新鮮」と感じられるため、投稿のエンゲージメント（反応数）が伸びやすい傾向があります。

現在の500円札の現存枚数は、国立印刷局によるとかなり少ないとされています。また、市場に出回っていないため、入手には収集家市場や古銭店、フリマアプリでの購入が主流となっています。

美品であればプレミアが付くこともあり、シリアル番号や未使用の状態によっては数千円で取引されるケースもあります。

投稿へのエンゲージメントが7程度だったとしても、それが必ずしも珍しくないという意味ではありません。Twitterのアルゴリズムや投稿時間、フォロワーの属性などによっても大きく変わります。

同じ500円札の写真でも、「どのように投稿するか（写真の撮り方・説明文）」や「ハッシュタグの使い方」によって、反応数は大きく左右されます。

SNSでは「珍しさ×共感×見やすさ」がバズる鍵になります。

500円札は現在ではほぼ見かけることのないレアな紙幣。SNS上では「見たことない！」「懐かしい！」といった感想が集まりやすく、上手に発信すれば思わぬ注目を集めることも可能です。

エンゲージメントが少なかった場合も落ち込まず、投稿内容やタイミングを工夫して再チャレンジしてみましょう。500円札は今なお、人々の興味を引く“話題性のある紙幣”なのです。