「貯金がないけれど同棲したい」と考えるカップルは意外と多いものです。この記事では、貯金なしでも同棲生活を始めた実例や、必要最低限の準備、失敗しないためのコツなどを紹介します。慎重に進めれば、ゼロからのスタートも決して不可能ではありません。
実際にあった「貯金ゼロで同棲スタート」体験談
ある20代カップルは、社会人1年目でお互い貯金5万円未満。家賃5万円の1Kアパートを選び、初期費用はすべて親に立て替えてもらいました。生活費はアルバイト収入を合わせてやりくり。最初の3ヶ月はかなり厳しかったそうですが、家計簿アプリで管理することで乗り切ったといいます。
別のケースでは、フリーター同士で共通の友人の紹介によりルームシェア型の物件に入居。家具付きの物件を選んだことで初期コストをほぼゼロに抑えられたそうです。
同棲に必要な最低限の初期費用と生活準備
実際に同棲を始めるには、次のような初期費用が必要です。
- 敷金・礼金:家賃の2〜3ヶ月分
- 引っ越し代(軽トラ・レンタカーなど):1〜3万円
- 家具・家電:中古を使えば3万〜5万円でも可能
- 当面の生活費:少なくとも1ヶ月分は確保したい
つまり最低でも10万円程度は必要とされますが、支援が受けられたり、フリーレント物件を選べばさらに抑えることも可能です。
貯金がなくても安心できる家計のポイント
貯金がない中で同棲する場合は、次の点に注意が必要です。
- 生活費の分担ルールを最初に明確に決めておく
- クレジットカードに頼りすぎず、現金・デビットカードで管理
- 急な出費(病気・故障など)に備えて毎月1万円でも貯蓄を開始
さらに、支出管理のために共通口座を作るのも効果的です。
同棲を継続するためのコミュニケーション
金銭的な問題だけでなく、共同生活では価値観のすり合わせが重要です。「家事分担が不公平」「食費がかかりすぎる」といった小さな不満が積もると関係悪化の原因になります。
月に1回は「生活費」「将来の目標」などについて話し合う場を持つことをおすすめします。カップル用の家計管理アプリ(例:OsidOri、Zaimなど)を使うと視覚的に状況が分かりやすくなります。
親への相談や公的支援も視野に入れて
どうしても資金が足りない場合は、生活福祉資金貸付制度や自治体の一時的生活支援などを確認してみましょう。家族への一時的な援助依頼も現実的な選択肢です。
ただし「二人で立ち上げた生活を自立して維持する」という目標を共有しておくことが大切です。
まとめ:工夫と覚悟があれば、貯金ゼロからの同棲も可能
貯金がなくても同棲生活を始めることは可能です。しかし、予算管理・支出ルールの徹底・価値観の共有といった準備が必要不可欠です。
重要なのは「始めること」よりも「続けられること」。無理のない家計管理とお互いを思いやる気持ちがあれば、貯金ゼロでも幸せな同棲生活は築けます。
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