新生活を始めるとき、特に不安になるのが「お金がどれだけかかるのか?」という点です。引っ越し直後の1ヶ月は家具や生活用品の購入などが重なり、通常月よりも支出が増える傾向があります。この記事では、給料日までの最初の1ヶ月に必要な生活費の目安と、予算の立て方、節約のコツについて具体的に解説します。
引っ越し後の生活費は「通常+初期費用」がかかる
引っ越しが終わった後の生活費は、通常の毎月かかる出費に加えて、「家具・家電・日用品の初期費用」が加わるのが特徴です。そのため、最初の1ヶ月は通常月の1.3〜1.5倍になることも珍しくありません。
たとえば、毎月の生活費が15万円の人であれば、引っ越し後の1ヶ月目は20万円前後になる可能性があります。
生活費のモデルケース(1人暮らし・社会人)
以下は、引っ越し後の1ヶ月にかかると想定される平均的な出費の内訳です。
項目 | 金額目安 |
---|---|
家賃 | 70,000円 |
食費 | 25,000円 |
光熱費(電気・ガス・水道) | 10,000円 |
通信費(スマホ・ネット) | 5,000円 |
日用品・消耗品 | 10,000円 |
家具・家電などの初期購入費 | 30,000〜50,000円 |
交通費・交際費 | 10,000円 |
合計:16万〜18万円が一つの目安となります。もちろん、家具や家電がある程度揃っている場合や、もともと支出を抑えるスタイルの人であれば、もっと低く収まることもあります。
初期費用を抑えるコツ
最初の1ヶ月は「欲しい物」と「必要な物」を見極めて、優先順位をつけることが大切です。
- 家具はリサイクルショップやフリマアプリで揃える
- 100円ショップや無印良品のスタートキットを活用
- 冷蔵庫・洗濯機などの大型家電はセット購入や中古も検討
たとえば、冷蔵庫はすぐに必要ですが、炊飯器や電子レンジは数日間で代用が可能なこともあります。「使いながら揃える」スタイルがコスパ的には有効です。
給料日前に足りなくならないための備え
初任給までの生活資金が足りなくなるケースは意外と多いですが、以下の対策をしておけばリスクを減らせます。
- 引っ越し前に10万円以上の生活準備金を確保
- 会社の給与支給日を事前に確認
- 一時的に親や家族から借りる、または生活費サポート制度を活用
特に4月入社の新卒社会人の場合、初任給は4月末または5月初旬になることが多いため、最大1ヶ月以上の自費生活が必要になります。最低でも10〜15万円は事前に用意しておきたいところです。
大学生やフリーターの場合の違い
学生やアルバイトの場合も、初期費用は概ね同じですが、月々の生活費を削る余地が大きいのが特徴です。自炊率を高めたり、定期券の活用、学校施設の無料Wi-Fiや自習室などを活用することで、月12万〜14万円程度に抑えることも十分可能です。
ただし、バイト収入が安定していない時期は無理をせず、家具や家電の一括購入は避けるようにしましょう。
まとめ:初月の生活費は16万〜18万円が目安。準備がカギ
引っ越し後の最初の1ヶ月は、生活立ち上げに必要な出費が集中するため、通常月より高くなるのが一般的です。1人暮らし社会人の場合は、家賃込みで16〜18万円程度を想定しておくと安心です。
出費を抑えるためには、初期投資を見直し、「必要なものから順に揃える」姿勢を大切にしましょう。また、手元資金を切らさないように、余裕ある生活準備金の確保も忘れずに行いましょう。
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