PayPayを使っていて「PayPayマネーライトを送って、戻ってきたらPayPayマネーになるの？」と気になる方は少なくありません。結論から言えば、送金や受け取りだけでマネーライトがPayPayマネーになることはありません。この記事では、PayPayの残高種別の違いや送金・受け取り時の挙動について詳しく解説します。
PayPayの残高の種類とは？
PayPayには主に以下の3種類の残高があります。
- PayPayマネー：本人確認済みのアカウントで、銀行口座への出金が可能。
- PayPayマネーライト：本人確認未済のアカウントで、出金は不可。チャージや受取が主な入金手段。
- PayPayポイント：決済時の還元などでもらえるポイントで、送金不可。
このうち、送金や出金の対象になるのは「PayPayマネー」だけです。
送金によってマネーライトは昇格するのか？
たとえば、本人確認済みではないアカウントから、本人確認済みアカウントに「PayPayマネーライト」を送った場合、受取人はその分を「PayPayマネー」として受け取ることができます。
しかし、それを再度送り返したとしても、送信者の残高が「PayPayマネー」に変わることはありません。元の残高が「マネーライト」であれば、戻ってくるのも「マネーライト」として反映される仕様です。
実例で見るPayPayの送金挙動
たとえば以下のような流れがあったとします。
- Aさん（未本人確認）がBさん（本人確認済）に1,000円のPayPayマネーライトを送金。
- Bさんは1,000円を「PayPayマネー」として受け取る。
- BさんがAさんに同額を返送。
- AさんのPayPay残高には再び「PayPayマネーライト」として入金される。
つまり、受け取り側の状態に依存して残高種別は変わるが、送り返しても自動で「マネー」へ昇格はしないということです。
PayPayマネーにするにはどうすればいい？
PayPayマネーにするためには、以下の手順が必要です。
- 本人確認（eKYC）を完了する
- 銀行口座やマイナンバーなどを登録
- PayPayマネーライト残高が保持されている場合、自動で「PayPayマネー」に切り替わる
つまり、本人確認をすればマネーライトはマネーに自動昇格するので、無理に誰かを経由して戻す必要はありません。
不正利用対策やアカウント制限にも注意
PayPayでは不正防止の観点から、不自然な送金のやり取りがあるとアカウントが制限されたり、残高がロックされることもあります。
本人確認をしていない状態で、何度も送受信を繰り返すのはリスクがあるため、まずは公式に推奨されている方法で残高をアップグレードすることをおすすめします。
まとめ：マネーライトをマネーにする最善策は本人確認
PayPayマネーライトをPayPayマネーにしたい場合、第三者との送金のやり取りだけでは変わりません。本人確認（eKYC）を行うことで、保有しているマネーライトもPayPayマネーとして利用可能になります。
最も安全かつ確実なのは、公式に本人確認を済ませることです。それにより、送金・出金・チャージの幅も広がり、PayPayを最大限活用できるようになります。
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