40代・子育て世帯の家計を立て直すために見直すべき6つのポイント|支出管理と貯蓄戦略

家計、節約

40代で子育て真っ最中、教育費や生活費の負担が増していく中で「思うように貯金ができない」と感じる方は少なくありません。特に中高生を持つ家庭では、収入があっても支出が先行してしまいがちです。今回は、そんな世帯の家計を立て直すための具体的な見直しポイントと改善策をご紹介します。

現在の家計状況を把握することが最優先

まずは家計の全体像を「見える化」することが第一歩です。月収と賞与、妻の収入、年間の固定支出と変動支出をざっくりでもExcelや家計簿アプリで分類してみましょう。

「何に使っているのか分からない」という状況は、見えない支出(レジャー費、外食費、コンビニ利用など)が多いサインです。まずは家計簿アプリで一ヶ月のレシート記録から始めてみてください。

食費・消耗品費の見直しで月2〜3万円の節約も可能

現在の食費が月8万円、消耗品費が3万円とされていますが、子ども2人の家庭であっても工夫次第で月5〜6万円に抑えることは可能です。

例:週1回のまとめ買い、冷凍保存の活用、外食や中食(お惣菜)頻度を月4回以内に制限など。楽天西友ネットスーパーや業務スーパーの活用も効果的です。

保険の内容と必要性を再チェック

月5万円の保険料は高めです。特に収入保障・学資・医療・生命保険がすべて重複している場合は、内容を整理しましょう。

子どもが成長し、自立に向けての準備が始まる今だからこそ、「掛け捨て+必要最小限」の保険に絞るのがポイントです。ファイナンシャルプランナーによる無料保険相談を活用しても良いでしょう。

教育費は予算を決めて運用型で貯める

現在、教育費はそれぞれ400万円・200万円貯蓄済みとのことですが、今後さらに費用がかかっていきます。そこでおすすめなのが、つみたてNISAを活用した運用型の積立です。

ジュニアNISA終了後は親名義でのつみたてNISA口座を活用し、教育費の一部を資産運用で育てることができます。

老後資金はiDeCo(イデコ)を活用する

現在iDeCoを活用していないとのことですが、40代は老後資金形成を始める最適な時期です。所得控除による節税効果も得られ、60歳まで引き出せない強制的な貯蓄手段として優れています。

ご主人の年収・職業から判断して、毎月1万円〜2万円の範囲で始めてみると良いでしょう。

支出割合の見直し目安

支出項目 理想的な割合
住宅ローン 25%以内
食費 10〜12%
保険 5%以内
教育費 10〜15%
貯蓄 20%以上

このような目安を元に、支出がかけすぎていないかを振り返ってみましょう。

まとめ:毎月の見直しと仕組み作りが家計の安定につながる

支出の流れを可視化し、固定費の見直しから始めることで、家計は確実に改善します。また、教育費・老後資金の“貯め方”を「預金から運用へ」切り替えるだけでも将来への安心感は格段に変わります。

大切なのは「完璧にやること」ではなく「見直しを習慣にすること」。できるところから一つずつ取り組んでいきましょう。

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