イベント中の車両トラブルで飛石被害に遭った場合の対応と保険請求のポイント

自動車保険

サーキットイベントやパレードランのような走行会に参加していると、思いがけないトラブルに巻き込まれることがあります。特に前方車両の急停止やバーンナウトなどによって、自車のフロント部分に飛石傷が付いてしまった場合、その修理費の対応や保険請求について悩まれる方も多いでしょう。本記事では、こうした状況における立ち回り方、保険の請求可否、そして交渉時のポイントについて詳しく解説します。

サーキット場での事故と自動車保険の適用範囲

一般的な自動車保険(任意保険)は、サーキット場などでの走行中の事故に対して補償対象外となる場合があります。特に「競技・練習走行・走行会中の事故」は免責事項に該当する保険会社が多く、補償が受けられない可能性が高くなります。

ただし、今回のように走行会といっても「パレードラン」として一般走行に準じた運転がされていた場合は例外となることもあり、動画やイベント主催者の説明書きなどをもとに“競技ではない”と主張できるケースもあります。

被害状況の証拠と主催者・相手側の責任

飛石被害を受けた場合、まず重要なのは証拠をしっかり残しておくことです。具体的には以下のような資料が有効です。

  • 当時の動画や写真(前の車両が急停止しバーンナウトした様子)
  • 車両の損傷状況(飛石キズの箇所や広がり)
  • イベント内容を示すパンフレットや規約(競技でないことの証明)

また、主催者が安全管理を怠っていた場合や、相手側車両の明らかな過失(意図的な急加速・バーンナウト)などが認められる場合には、保険外でも「民事賠償責任」として請求ができる可能性があります。

相手の保険会社との交渉方法

相手側が加入している保険会社(例:東京海上日動)に対しては、冷静かつ事実に基づいた説明と証拠の提示が重要です。以下のようなポイントを押さえて交渉しましょう。

  • 「パレードランであったため、競技性はなく通常走行と変わらなかった」ことを強調
  • 「急停止・バーンナウトにより飛石が発生した」ことを動画で証明
  • 「自車が安全な距離を保っていたこと」もアピール

また、相手側が「保険が下りないなら支払いできない」と言っている場合でも、過失が明らかであれば本人責任での賠償義務がある可能性があります。法的な話を持ち出す必要がある場合は、内容証明などを視野に入れても良いでしょう。

主催者への責任追及とその可能性

主催者が「走行中の安全管理に不備があった」と判断される場合、主催者側に対して損害賠償を請求することも選択肢になります。特に以下のようなケースでは主催者側に一定の責任が問える可能性があります。

  • 走行中の急ブレーキやバーンナウトなどが黙認されていた
  • 車間距離などの安全基準が設定されていなかった
  • 警備員・誘導員の配置が不十分だった

主催者が加入しているイベント保険や施設賠償責任保険などを通じて対応されるケースもありますので、必ず主催者とも継続して連絡を取り続けましょう

法的アプローチを検討すべき場合

保険会社・相手・主催者いずれからも補償が得られず、修理費用が高額になる場合には、法的措置を検討する必要もあります。具体的には。

  • 弁護士への無料相談
  • 法テラスの利用
  • 内容証明郵便での請求

費用と手間がかかるため慎重な判断が必要ですが、泣き寝入りを防ぐ選択肢として頭に入れておくべきです。

まとめ

サーキットイベント中の飛石被害においては、事実関係を証明できる証拠の確保と、冷静な交渉が重要です。パレードランが競技性のない走行だったことを示せれば、保険が適用される可能性も十分あります。相手や主催者が補償に応じない場合でも、法的な手段を検討することで泣き寝入りを回避できます。まずは、証拠を揃えたうえで丁寧に交渉し、必要に応じて専門機関にも相談することをおすすめします。

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