任意の自動車保険に加入していると、「JAF(日本自動車連盟)にも入る必要があるのか?」と疑問を持つ方は少なくありません。実際、保険のロードサービスとJAFのサービスには共通点も多く、無駄に思えることも。ただし、それぞれに特徴と強みがあるため、重複を避けつつも安心を確保するには違いを正しく理解することが重要です。
自動車保険とJAFのロードサービスの違いとは?
任意保険に付帯するロードサービスは、保険会社ごとに提供されるもので、基本的なトラブル(バッテリー上がり・レッカー移動・ガス欠など)には対応しています。一方、JAFは専門のロードサービス団体として、対応範囲が広く、保険が使えない状況でも支援可能なのが特徴です。
例えば、保険適用外の「雪道でのスタック」や「林道での脱輪」などにJAFは対応しますが、保険会社のロードサービスでは対象外となることもあります。
JAFと保険の連携でサービスが強化されることも
実は、JAFに加入していると、保険会社のロードサービスがJAFと連携している場合にサービス内容が拡充されることがあります。例として、タイヤチェーンの装着や雪道での引き上げなどが、保険だけでは有料になるところを無料で対応してくれるケースがあります。
これは「JAF会員優待サービス」として提供されているため、保険だけでは対応しきれないニッチなシーンでも安心感が増します。
JAFに入るべき人・不要な人の判断基準
- JAFが向いている人:遠出・旅行が多い/山道や未舗装道路をよく通る/自動車保険のロードサービスが限定的な人
- JAFが不要な人:都市部中心での運転/自動車保険のサービスが充実している/JAFが提供するサポート内容があまり必要でないと感じる人
実際の運転スタイルや車の使用頻度を振り返り、リスクに対して必要な安心がどこから得られるかを基準に判断することが大切です。
JAF会員になることで得られる付加価値
JAFはロードサービス以外にも、全国の飲食店やレジャー施設、ガソリンスタンドなどで使える優待特典を提供しています。これらを活用することで、年会費以上の価値を実感する人も少なくありません。
さらに家族会員制度もあり、家族全体でサービスを享受できる点も魅力です。
まとめ:JAFが無駄かどうかは“ライフスタイル次第”
任意保険のロードサービスとJAFは似て非なるものです。重複しているように見えても、それぞれがカバーする範囲には明確な違いがあります。都市部の短距離ドライバーなら保険だけで充分かもしれませんが、地方や山間部を運転する人にはJAFの価値が高まります。
年間数千円の会費で「もしも」に備えられるJAF。あなたの運転スタイルやリスクに応じて、加入の要否を判断してみてはいかがでしょうか。
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