若いうちから結婚・出産を見据えて家計を整えることは、将来の安心につながります。特に20代前半で子どもを望む場合、限られた収入の中でもできる備えはたくさんあります。本記事では、実際の収入・支出のシミュレーションを交えながら、現実的な生活と貯蓄のバランスを考えていきます。
現在の収入と支出バランスを整理
2人の合計月収は22万円+18万円=40万円(手取りベースと仮定)となり、ボーナスは年計80万円(夫)+α(妻)です。
固定費は以下の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 86,300円 |
食費 | 40,000円 |
光熱費 | 20,000円 |
インターネット | 5,500円 |
携帯代 | 14,000円(夫のみ) |
奨学金 | 20,000円 |
合計で約18.5万円が固定費。残りの21.5万円が変動費(雑費・交際費・医療費など)と貯金に回せます。
子どもができた場合に増える支出
出産・育児にかかる初期費用や毎月の生活費を概算すると、次のようになります。
- 出産・準備品費用:30〜50万円(出産一時金で一部カバー可能)
- オムツ・ミルクなど:月1〜2万円
- 保育料:所得や自治体によるが、0〜2万円程度(非課税世帯なら無料も)
全体として、月+2〜4万円の出費増を想定しておくと安心です。
軽自動車購入のタイミングと予算
軽自動車の購入費用は、中古で50〜100万円、新車で100〜150万円前後が相場です。
車両費だけでなく、駐車場代・保険・ガソリン・税金もかかるため、維持費は月平均1万5千〜2万5千円ほど追加されます。導入は子どもが生まれて生活が落ち着いてからでも遅くはありません。
貯金目標とペース配分
現在の貯金:35万円
来月ボーナスで+25万円予定→合計60万円
月間収支(仮に5万円貯金可能と仮定)。
- 6月〜10月の5ヶ月で5万×5=25万円
合計で今年10月までに約85万円に到達可能です。
生活防衛費(最低3ヶ月分)は約60万円が目安なので、それを超える貯金があることで心理的にも大きな余裕につながります。
安心して子育てするための家計の工夫
✔️ 通信費の見直し:夫の携帯代14,000円は格安SIMやプラン変更で節約可能
✔️ ボーナスは全額貯金:ボーナスで大型支出せず、全額将来資金に
✔️ 家計アプリで管理:マネーフォワードやZaimなどで月次の家計把握を
まとめ
✔️ 現在の収入でも節約次第で家族計画は十分可能
✔️ 子ども誕生で月+2〜4万円の出費増に備えを
✔️ 今年10月までに貯金85万円の達成は現実的
✔️ 支出の見直しと先取り貯金が将来の安心に直結
大切なのは、今ある収入でどう家計を整えるか。若い2人が力を合わせて計画的に進めれば、未来への不安は大きく減らせます。
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