共働き夫婦が家計をどのようにやりくりすれば、お互いに納得できる家計管理ができるのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、実際の収入と支出のバランスをもとに、夫婦間の家計分担や対話のコツ、無理なく貯金を増やすための方法をご紹介します。
共働き夫婦の収入バランスと支出の見直し
夫の手取りが23万円、妻の手取りが約18〜19万円という構成で、生活費の合計が13万円程度。この場合、現在は6:4の割合で分担しているとのことですが、それぞれの収入比率から見ると負担割合は以下のように考えられます。
夫の収入割合：23万円 / （23万円＋18.5万円）＝約55％
妻の収入割合：18.5万円 / （23万円＋18.5万円）＝約45％
つまり、現状の「6:4」分担は実質的に夫の方が多く負担しており、割合としては収入にほぼ比例しています。
「お金が足りない」の背景を探る
妻が「金がない」と感じるのは、支出管理の方法や個人出費の差が原因かもしれません。たとえば、美容費や交際費、医療費など、個別で発生する支出が多いと、生活費を除いた手取りの自由度が減ってしまいます。
一度、お互いの「生活費以外の支出内容」を見える化し、「どの支出が毎月の負担になっているか」を整理することで、負担感の違いを理解することができます。
おすすめの家計分担スタイルとは？
以下のような家計分担方法が考えられます。
- 収入比率で案分方式： 夫婦それぞれの収入割合で生活費を分担（すでに近い形）
- 完全共同口座方式： 収入を共通口座に入れて、すべての支出を一括管理
- 固定額出し合い方式： 双方が生活費として固定額（例：10万円）を出し、余りは各自の自由
どの方法も「対話と合意」が重要で、一方にだけ負担感があると、家計が継続的にうまく回らなくなります。
貯蓄とライフプランを意識した設計へ
家計管理は目先の支出をやりくりするだけでなく、将来のライフプランを見据えた「貯蓄計画」も重要です。以下のような目標設定がおすすめです。
- 毎月の貯蓄目標を5万〜7万円程度に設定
- 突発支出用に個人ごとで月1万円の積立
- 年に1回は家計の見直しと共有を行う
たとえば、夫が6万円、妻が3万円を貯蓄に回せれば、1年で108万円の貯蓄が可能になります。
家計の「見える化」で信頼と安心を
スマホアプリやクラウド家計簿（例：マネーフォワード、Zaimなど）を使うことで、収支をリアルタイムで共有できます。特におすすめなのは以下のような機能。
- 収入・支出の自動取得
- グラフでの支出カテゴリの可視化
- 予算設定と通知機能
夫婦で週に一度、5分だけでも「今月どう？」と確認する習慣をつけると、安心感が生まれ、家計も良好に回りやすくなります。
まとめ：話し合いと柔軟な工夫で、夫婦の家計はもっと楽になる
夫婦間の家計分担は、単純な数字以上に「気持ち」のバランスが大切です。現在の6:4分担は収入比に合っていますが、妻の負担感を減らすためには、「生活費以外の出費」や「貯蓄状況」も含めて対話することがポイントです。柔軟な分担方法と見える化ツールを活用すれば、ふたりにとって納得感のある家計運営が可能になるでしょう。
コメント