スマートフォンやパソコンから残高や取引履歴を確認できる便利なネットバンキング。三十三銀行でも利用者が増えていますが、「紙の通帳に記帳していないけど、それで大丈夫なの?」と不安に思う方も多いでしょう。この記事では、ネットバンキング利用時に紙通帳の記帳が不要になる仕組みや、それに伴う注意点、通帳を活用したい場面などについて詳しく解説します。
ネットバンキングと紙通帳の役割の違い
ネットバンキングは、銀行の口座情報をリアルタイムで確認できるデジタルサービスです。入出金履歴・振込・残高照会などをスマホやPCから確認・操作でき、紙の通帳がなくても多くの取引が完結します。
一方、紙の通帳は口座開設時に発行され、ATMや窓口で記帳することで取引記録を印字できる「紙の証拠書類」としての役割があります。ネットバンキングと併用することで、取引の二重確認ができるメリットもあります。
記帳していないと発生しうる問題
ネットバンキングだけで確認できるとはいえ、以下のようなケースでは紙通帳の記帳が役に立つことがあります。
- 古い取引履歴の確認
ネットバンキングでは確認できる履歴に期間制限があることが多く、三十三銀行でも最大で過去2年分などの制限があるため、長期間記帳していないと古い取引が確認できなくなります。 - 万が一の証明書類が必要な場合
住宅ローンや補助金申請などで「通帳コピーの提出」が求められる場合があります。このとき、記帳のない空白の通帳だと不備とされる可能性があります。
記帳をしていないと「履歴が飛んでしまう」わけではありませんが、証明手段としては弱くなることに注意が必要です。
三十三銀行のネットバンキングで確認できる範囲
三十三銀行のインターネットバンキング(三十三銀行公式サイト)では、以下の機能が利用できます。
- 現在の口座残高の確認
- 過去の入出金明細の照会(2年分程度)
- 振込・振替・定期預金の操作
記帳をしなくても、これらの情報は随時チェックできますが、証拠としての出力(紙での保存)を行いたい方は、取引明細をPDFなどでダウンロードしておくと安心です。
紙通帳の記帳をおすすめするケース
以下のようなケースでは、定期的に記帳することをおすすめします。
- 確定申告や経費精算で証拠資料が必要な方
- ローンや補助金申請で「通帳コピーの提出」が求められる方
- 長期保管・閲覧の履歴を紙で残したい方
ATMや銀行窓口で記帳は無料で行えるため、半年に一度などの頻度で記帳しておくと後々のトラブルを避けやすくなります。
通帳レスサービスの選択も可能
最近では「通帳レス(デジタル通帳)」を選べる銀行も増えており、三十三銀行でも将来的に導入される可能性があります。もし完全に通帳不要なスタイルを望む場合は、口座開設時やサービス設定画面で「通帳不要」を選ぶことで、記帳の必要がなくなるケースもあります。
ただし、通帳レス口座は紙通帳の再発行ができないため、慎重に検討しましょう。
まとめ:ネットバンキングでの確認は問題なし。ただし通帳記帳のメリットも理解を
三十三銀行のネットバンキングだけで口座を管理していても基本的には問題ありません。取引の確認や操作はすべてオンラインで完結可能です。
ただし、長期保存や証拠資料として紙通帳の記帳が必要になる場面もあるため、定期的に記帳するか、明細をPDF保存するなどで対応するのが安心です。利用目的に応じて、ネットと紙を上手に使い分けていきましょう。
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