自動車保険の等級が下がると保険料はいくら上がる?3等級ダウンの影響と保険会社を変えるメリット

自動車保険

自動車保険では事故を起こすと等級が下がり、翌年の保険料に大きく影響します。特に、20等級から3等級ダウンすると、割引率から割増率へと大きな変化が生じます。この記事では、等級が下がった場合の保険料の変化や、保険会社を乗り換える際の注意点などを詳しく解説します。

3等級ダウン事故の影響とは?

自動車保険の「等級」は、1等級から20等級まであり、基本的に無事故であれば1年ごとに1等級ずつ上がります。しかし、事故を起こして保険を使うと、一般的には「3等級ダウン」となります。

例えば20等級の割引率は約63%ですが、事故で17等級に下がると割引率は約45%程度に低下し、さらに事故あり係数が加算されるため、実際の割引率は大きく下がります。

年間5万円の保険料がいくらになる?

仮に、20等級・無事故で年間保険料が5万円だった場合、17等級・事故有での割引率が25%前後になると、年間保険料はおおよそ8〜9万円に跳ね上がることがあります。

つまり、等級が3つ下がるだけで、保険料が1.5倍〜2倍近くになるケースもあるということです。これは割増率が一定ではなく、保険会社や契約内容によっても異なるため、あくまで目安です。

保険会社を変えても等級は引き継がれる

「等級が下がるなら、保険会社を変えてリセットしたい」と考える方もいますが、これはできません。等級は個人に紐づいており、契約者がどの保険会社を選んでも事故歴・等級は引き継がれます。

ただし、保険会社ごとに保険料率やサービスが異なるため、等級が同じでも保険料が多少異なることはあります。見直しとして他社の見積もりを取るのは有効ですが、「等級リセット」はできません。

等級制度と事故有係数の仕組み

事故によって等級が下がると、「事故有係数適用期間」が3年間設定されます。この間は通常の割引率より低い係数が適用され、保険料が割高になります。

つまり、事故後の3年間は「事故有」として扱われ、事故を起こさなかった契約者と比べて保険料に差が生じます。このため、事故後は「保険料が高い時期」であることを認識しておくことが重要です。

事故後の見直しと節約のポイント

等級が下がってしまったら、まずは補償内容の見直しを検討しましょう。不要な特約を外したり、免責金額を上げたりすることで、保険料を抑えることができます。

また、複数の保険会社から一括見積もりを取って、最も安く条件に合ったプランを探すのもおすすめです。保険代理店や比較サイトを活用することで、保険料の節約につながります。

まとめ:等級ダウンの影響を理解し、賢く見直す

等級が3つ下がると、自動車保険の保険料は大きく上昇しますが、保険会社を変えても等級は引き継がれるため、乗り換えでリセットすることはできません。ただし、補償内容の見直しや複数社の比較で、保険料を抑える方法はあります。

事故後こそ、冷静に保険を見直して、今後のリスクに備えた賢い選択を心がけましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました