新しくアルバイトを始める際に、親の扶養を外れ、社会保険に加入する場合、様々な手続きが必要になります。本記事では、扶養を外れた際の保険の加入手続きや高額医療制度、雇用保険、年金手帳の手続きについて詳しく解説します。
新しい健康保険証の取得方法
親の扶養を外れると、今まで使用していた健康保険証が無効になります。そのため、新しい健康保険証を取得する必要があります。
加入する健康保険の種類
- アルバイト先が社会保険完備の場合:会社の健康保険(全国健康保険協会〈協会けんぽ〉または組合健保)に加入します。
- 社会保険がない場合:自分で国民健康保険に加入する必要があります。
手続き方法
- 会社の健康保険に入る場合 → 会社の担当者に「健康保険加入の手続きをお願いします」と伝えればOK。
- 国民健康保険に加入する場合 → 市区町村の役所に行き、保険の加入手続きを行う。
新しい保険証が届くまでの証明書
会社の健康保険に加入する場合、新しい保険証が届くまでに時間がかかることがあります。その間に病院にかかる場合は、「健康保険資格証明書」を発行してもらうことができます。会社の担当者に「保険証が届くまでの資格証明書を発行してもらえますか?」と確認してみましょう。
高額療養費制度の申請方法
高額療養費制度は、1ヶ月の医療費が一定額を超えた場合に、その超過分が払い戻される制度です。
申請方法
- 会社の健康保険の場合 → 協会けんぽまたは健康保険組合に申請
- 国民健康保険の場合 → 市区町村の役所で申請
必要なもの
- 保険証(届いていない場合は資格証明書)
- 医療費の領収書
- 申請書(保険組合または役所で入手)
- 振込先の口座情報
申請すると、後日、指定の口座に高額療養費が払い戻されます。
雇用保険被保険者証の取得方法
雇用保険に加入する場合、「雇用保険被保険者証」が必要になります。
取得方法
- すでに過去に働いた経験があり、雇用保険に加入したことがある → 過去の勤務先でもらっている可能性がある。
- 初めて雇用保険に加入する → 会社がハローワークで手続きし、発行してもらう。
手続きの流れ
- 会社に「雇用保険被保険者証の発行をお願いします」と伝える。
- 会社が手続きを行い、証明書を発行。
- 会社から受け取り、大切に保管する。
この証明書は、失業手当の申請時や転職時に必要になるため、紛失しないよう注意しましょう。
年金手帳は20歳未満でも取得できる?
通常、年金手帳は20歳になると国民年金の加入手続きとともに発行されますが、18歳以上で厚生年金に加入する場合は、年金手帳が発行されることがあります。
取得方法
- 厚生年金に加入する場合 → 会社が年金手帳の発行手続きを行う。
- 過去に厚生年金に加入したことがある場合 → すでに年金手帳が発行されている可能性がある。
- 紛失している場合 → 日本年金機構(年金事務所)に再発行を依頼できる。
会社の担当者に「年金手帳が発行されるか確認をお願いします」と伝えれば、手続きを進めてもらえます。
まとめ
扶養を外れて新しい保険に加入する際には、さまざまな手続きが必要になります。以下の点を確認しながら進めていきましょう。
- 健康保険証は会社が発行する場合と、自分で国民健康保険に加入する場合がある。
- 新しい保険証が届くまで「健康保険資格証明書」を発行できる。
- 高額療養費の申請は、健康保険組合または市区町村の役所で行う。
- 雇用保険被保険者証は、会社がハローワークで手続きして発行。
- 年金手帳は厚生年金加入時に発行されるが、再発行も可能。
手続きの詳細は会社の担当者に確認しながら進めるとスムーズです。しっかり準備をして、安心して新しい職場での生活をスタートさせましょう。
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