ゆうちょ銀行の「無通帳(通帳レス)」サービスは、スマホアプリ「ゆうちょ通帳アプリ」などで取引履歴が確認できる便利なサービスですが、「やっぱり紙の通帳に戻したい」と考える方も少なくありません。この記事では、無通帳から紙の通帳へ戻す方法や注意点、カードでの利用可否などを詳しく解説します。
無通帳とは?ゆうちょ銀行の通帳レス口座の仕組み
無通帳口座とは、紙の通帳を発行せずにアプリやWebで取引明細を確認する仕組みです。環境配慮や印紙税削減の観点から注目されており、2020年以降徐々に導入が広まっています。
ただし、デジタルに不慣れな方や紙で記録を残したい方には不便に感じられることもあります。
無通帳から紙の通帳に戻すには?手続きの流れ
一度無通帳口座に切り替えてしまっても、紙の通帳へ戻すことは可能です。以下の手順で手続きしましょう。
- 最寄りのゆうちょ銀行または郵便局の窓口に行く
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を提示
- 通帳復活の申請書に記入
- キャッシュカードの提示が必要な場合あり
なお、手続きは窓口のみ対応で、ネットやアプリでは変更できません。また、再発行には通帳再発行手数料がかかる場合もあるので確認しておきましょう。
無通帳でもキャッシュカードは使える?
通帳レスにしていても、キャッシュカードはそのまま使えます。ATMでの入出金、送金などの基本操作は問題なく可能です。
ただし、ATMでは「通帳への記帳」機能は使えません。アプリで履歴確認が可能なので、記録を取りたい場合は定期的に明細をPDF保存することをおすすめします。
通帳に戻す際の注意点とデメリット
無通帳から紙の通帳へ戻す場合、以下の点に注意しましょう。
- 切り替えに数営業日かかる可能性がある
- 再発行手数料(110円〜550円程度)が発生することがある
- 無通帳時代の取引履歴は通帳に印字されない
また、通帳には印紙税がかかるため、将来的に紙通帳が有料化される可能性もあります。頻繁に記帳する必要がない場合は、無通帳のままでも良いかもしれません。
実際の体験談:通帳に戻して感じたこと
40代の主婦Aさんは「やっぱり記帳した履歴を紙で確認したい」という理由で通帳に戻したそうです。無通帳にしていた時期の履歴はアプリに残っていたものの、印字されず「少し不便だった」とのこと。
一方で、通帳復活後は月1回の記帳習慣ができ、家計管理がしやすくなったと感じたようです。
まとめ:自分のライフスタイルに合った選択を
ゆうちょ銀行の無通帳口座から紙の通帳への切り替えは、窓口での手続きにより可能です。キャッシュカードは継続して使えるため、無通帳にしても急に困ることは少ないでしょう。
紙で記録を残したい人や記帳が必要な場面が多い人は通帳を再発行する価値があります。ライフスタイルや管理のしやすさを基準に、自分に合った方法を選びましょう。
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