インターネット型自動車保険の利用が一般化する中で、「代理店経由」から「直接契約」への切り替えを検討する方も増えています。特に三井ダイレクト損保では、au自動車ほけんなどの提携経由で契約しているケースも多く、そこから直接契約に変更したいと考える方も少なくありません。この記事では、三井ダイレクト損保との直接契約に切り替える方法と、等級の引き継ぎなど注意すべきポイントについて解説します。
代理店契約と直接契約の違いとは?
まず知っておきたいのが、au自動車ほけんは三井ダイレクト損保の代理店という位置づけであり、契約の窓口はau側になります。一方、三井ダイレクト損保と直接契約する場合は、保険会社と直接やり取りを行う形になります。
両者の補償内容は似ていても、保険料やキャンペーン内容、問い合わせ窓口が異なることがあるため、契約形態の違いをしっかり理解しておきましょう。
一度解約して再契約するしか方法はない?
残念ながら、現在の契約をそのまま「切り替える」ことはできません。代理店経由の契約から三井ダイレクトとの直接契約に移行するには、現在の契約を一度解約し、新たに直接契約として申し込みをする必要があります。
ただし、この際に注意したいのが等級の取り扱いです。うまく手続きすれば、現在の等級(ノンフリート等級)を新しい契約に引き継ぐことが可能です。
等級の引き継ぎ方法と注意点
等級を引き継ぐには、中断証明書や継続証明書を取得する必要はありません。通常、保険期間満了後に新たな保険会社に申し込む際に、現在の保険会社が「等級継承情報」を提供する形で自動的に継承できます。
ただし、以下の点に注意してください。
- 契約期間が切れる前に新しい保険に申し込む(満期前60日以内が目安)
- 新旧の契約にブランク期間を設けない
- 契約者名義や車両情報が一致している
保険会社に「現在の等級を引き継ぎたい」と伝えると、スムーズに案内してもらえます。
直接契約にするメリットとデメリット
メリット:
- 保険料が代理店経由より割安になる可能性
- キャンペーンや割引の適用範囲が広い
- オンラインで手続きが完結
デメリット:
- 代理店によるサポートが受けられない
- 設定や補償内容の確認をすべて自分で行う必要がある
代理店経由で安心感を得たい人もいれば、コスト重視で直接契約を選びたい人もいます。ご自身の価値観に合った選択をしましょう。
まとめ:直接契約へは「再契約+等級継承」が鍵
三井ダイレクト損保のau自動車ほけんから直接契約へ切り替えるには、一度契約を解約して再契約する必要があります。ただし、適切な手続きで等級を継承できるため、無理に中断証明を取得する必要はありません。
契約のタイミングや名義、車両情報などに注意しつつ、納得のいく形で自動車保険を見直してみてください。わからないことがあれば、三井ダイレクト損保のカスタマーサポートに相談すると丁寧に案内してくれます。
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