子どもが3人以上いても「多子世帯の大学無償化」で不採用になるケースがあります。審査結果の理由が「家計基準を満たしていない」と出た場合に確認すべきポイントを、制度の仕組みも含めて分かりやすく解説します。
多子世帯とは?制度の対象条件
「扶養する子が3人以上いる世帯」は多子世帯とされ、2025年度から所得制限なしで大学等の授業料・入学金が減免対象に。給付型奨学金も併せて申請する必要があります。([turn0search1]、[turn0search12])
ただし、JASSOがマイナンバーや住民税情報等をもとに前年12月31日時点の扶養者数を判定するため、申告の数字と食い違うことがあります。([turn0search9]、[turn0search10])
なぜ「家計基準未達」で不採用になるのか?主な原因
「家計基準」とは住民税の課税情報に基づき、生計維持者の扶養親族数・課税標準額などから計算されます。源泉徴収票だけでは確認できないため、不一致が原因で不採用になることがあります。([turn0search4])
査定で多子世帯と認められず家計基準を満たさないと、制度の対象外として扱われます。([turn0search4])
よくある誤り・再チェックすべき項目
・扶養親族数が実際と異なって登録されている
→マイナポータルや課税証明書で扶養人数を確認しましょう。([turn0search0])
・学生本人が扶養控除の対象外になっている
→本人の所得が48万円を超えていたり勤労学生控除適用かどうかも影響します。([turn0search4])
資産基準や収入基準も要チェック
多子世帯の場合、所得制限はなくなりますが、資産合計(生計維持者+本人)が5,000万円未満の条件があります。超えると対象外になるため確認が必要です。([turn0search8])
収入情報は一次審査時に提出した課税証明書の内容で判定されます。現状と異なる過去年度情報が使われる点にも注意です。([turn0search6])
今後どう対応すべきか?実例も付けて案内
例:兄が103万円を越えるアルバイト収入により扶養から外れていた場合、多子世帯として判定されず不採用となります。([turn0search2])
改善策としては、マイナポータルや課税証明書等で過去年度の扶養状況を確認し、必要であれば修正申告や大学窓口への照会を行いましょう。([turn0search2])
まとめ
家計基準未達で不採用となる典型的な理由は。
- 前年12月31日時点の扶養人数が3人未満と判定された
- 学生本人が扶養対象外になっている
- 資産基準(5,000万円未満)を超えている
まずはマイナポータルや課税証明書で扶養親族数や所得状況を確認し、必要なら大学の奨学担当部署やJASSOに問い合わせて申請内容を見直しましょう。
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