扶養内パートで働きたい方へ。106万円・130万円の「年収の壁」が何を意味し、6時間勤務(週20時間前後・年収123万円弱)だと社会保険に入るのかを解説します。
「106万円の壁」とは?
106万円の壁=月収88,000円×12ヶ月で、週20時間以上かつ賃金要件を満たすと社会保険加入が必要になります:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
この「壁」は年収目安であり、実際は月額給与や労働時間で判断されます。
加入条件は4つ全部クリアで適用される
- ①週の所定労働時間が20時間以上
②月収が88,000円以上(年収106万円目安)
③雇用見込みが2ヶ月以上
④学生ではないこと
2024年10月以降、従業員数51人以上の事業所ならこの条件で加入義務が生じます:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
「130万円の壁」とは?
130万円の壁は、健康保険の扶養から外れる目安で、年収合計で判断されます(掛け持ちパート含む):contentReference[oaicite:2]{index=2}。
夫や家族の社会保険の扶養に入るかどうかは130万円を基準に判断されます。
質問のケース:6時間/週20時間・年収123万円弱は?
週20時間かけて月収10万円弱なら、条件①・②を満たし、社会保険加入が必要と判断されます。
ただし「所定労働時間の契約上20時間未満」で、実労働20時間超でも2ヶ月継続していない場合は、即加入にはならず、3ヶ月目以降で判断されます:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
具体例で整理してみる
例①:週5日×6時間=週30時間 → 契約上30時間なら社会保険加入
例②:契約は週18時間だが実働週20超 → 2ヶ月継続後、翌月から加入対象に。
将来の制度変更にも注意
106万円の壁は2026年に撤廃予定で、賃金要件が無くなります。ただ、週20時間以上という時間基準は今後も維持されます:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
まとめ
年収123万円弱・週20時間勤務では、「106万円の壁」を突破する可能性が高く、契約内容次第では社会保険加入対象になり得ます。
扶養内でも契約の時間や月収をよく確認し、必要なら会社と相談するのが安心です。
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