40代で見直すべき医療保険と特約の選び方|保険料を抑えつつ必要な保障を得るコツ

生命保険

40代に差し掛かると、医療リスクや将来の備えについて真剣に考え直す時期でもあります。特に過去に入院経験がある方や現在高額な保険料を払っている方は、保障内容の見直しによって家計の見直しにも繋がる可能性があります。

現在の保険を再確認:無駄な特約はありませんか?

まずは、今加入している明治安田生命の「ベストスタイル」でカバーされている保障内容をチェックしましょう。特に月額12,000円という保険料は、保障が過剰である可能性も考えられます。

たとえば「生活サポート特約」などは、一定の条件下でしか使われないことが多く、利用機会が少ない割に保険料の負担が大きくなる傾向があります。一度、公式サイトや担当者を通じて、どの特約が何に備えるものか明確にしましょう。

特約は組み合わせ自由?医療・死亡・三大疾病の分離戦略

最近は「掛け捨て型保険」の普及により、1社の保険にまとめるのではなく、必要な保障を安く組み合わせて持つことが一般的になりつつあります。以下のような組み合わせも可能です。

  • 医療保険:オリックス生命やアクサダイレクトなど、日額5,000〜10,000円で入院・手術に備える
  • がん・三大疾病:チューリッヒ生命のがん保険などはシンプルで割安
  • 死亡保障:県民共済などで500万円前後の死亡保障を低コストでカバー

これらを合計しても、月額6,000〜8,000円前後に収められるケースもあります。

持病・既往歴がある方が気をつけたい点

過去に血管の病気で入院歴がある場合、新規加入には健康告知のハードルがある点に注意が必要です。そのため、「引受基準緩和型保険」や「無告知型保険」も視野に入れる必要があります。

ただしこれらの保険は保険料が高めで、保障が限定的です。健康状態によっては、今の保険を継続した方がコスパがよい場合もあるので、安易に解約せずに比較検討が必要です。

月額保険料を下げるコツと見直しの手順

保険料を抑えるには、次のポイントが有効です。

  • 保障の目的を明確にする(医療・死亡・老後)
  • 必要最低限の保障金額に絞る
  • 貯金でカバーできる部分は保険で備えない
  • 複数社から見積もりを取り、ネット型保険も比較

見直しを始める際は、保険相談窓口(無料FP相談など)を活用するのも一つの手です。

事例:明治安田の保険から月4,000円カットしたケース

例えば、ある40代男性のケースでは、明治安田で月12,000円支払っていた医療・三大疾病・生活サポート特約を見直し、以下のように変更しました。

  • 医療保険:アクサダイレクト(月2,300円)
  • がん保険:チューリッヒがん終身保険(月1,600円)
  • 死亡保障:都道府県民共済(月2,000円)

結果として、月額合計5,900円となり、保険料が約半分に。保障内容も絞られて無駄がなくなりました。

まとめ:保険は「安心」と「現実」のバランスで

40代は、これから先の生活に向けての備えを本格的に見直すタイミングです。高額な保険料が家計を圧迫している場合、保障内容を精査することで負担を軽減できる可能性があります。

「安いだけ」で保険を選ぶのではなく、今と将来に必要な保障を見極めて、自分に合った保険設計を心がけましょう。見直しにはプロのアドバイスも活用し、後悔のない選択をしてください。

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