スマホでのキャッシュレス決済が一般化した今、自分のプライバシーを守りながら決済を行うことが重要です。特にPayPayなどの電子決済サービスと「ファミリー共有」機能を組み合わせている場合、自分の購入履歴や課金内容が他の家族に通知されるのかが気になる人も多いでしょう。
PayPayのアカウントは個人単位で動く
PayPayは原則として「1人1アカウント」が基本です。つまり、PayPayアプリで行われた課金や支払い履歴は、そのアカウントを所有する本人のみが確認できます。
自分のスマートフォンにインストールしたPayPayアプリで自分のアカウントを使って決済した場合、その情報が他人、たとえ家族であっても、自動的に通知されることはありません。
ファミリー共有機能とPayPayの関係性
iPhoneなどApple製品で使われる「ファミリー共有」機能は、主にApple IDの購入履歴(App StoreやiTunesでの購入)を共有するためのものです。この仕組みはPayPayとは無関係です。
ただし、App Storeでの支払い方法にPayPayを連携していて、「ファミリー共有の管理者(親アカウント)」が支払い承認を求める設定にしている場合は、未成年アカウントの購入が管理者に通知されるケースがあります。
ゲーム内課金とPayPayの利用における注意点
スマホゲームでPayPayを使って課金した場合でも、そのアプリ内決済がApp Store経由なのか、ゲーム提供者独自の外部決済ページ経由なのかによって挙動が異なります。
たとえば、App Store経由で課金した場合、ファミリー共有設定によっては親に承認が必要な通知が行く可能性があります。一方、アプリ外のブラウザでPayPayを使って直接決済する場合、PayPayの利用明細は本人にしか通知されません。
PayPayの通知設定と確認方法
PayPayアプリでは、通知のオン/オフを自分で設定できます。
[アカウント]→[通知設定]→[支払い通知]などから、どのタイミングで通知が来るかを制御できます。
また、PayPay残高の入出金履歴や明細はログイン状態でしか確認できないため、他人が勝手に確認することはできません。
自分のアカウントが他人に見られないようにするには?
家族にスマホを貸すことがある人は、PayPayアプリにパスコードロックを設定するのが安心です。
[アカウント]→[セキュリティ]→[アプリロック]の設定から簡単に行えます。
さらに、スマホ自体に生体認証やPINコードを設定しておけば、家族といえども勝手にアプリを開いて中身を見ることはできません。
まとめ:PayPay課金は基本的に通知されないが状況次第で注意
PayPayでのスマホゲーム課金は、原則として自分だけに通知され、家族には共有されません。ただし、Appleのファミリー共有やApp Store決済を経由している場合は、保護者に承認通知が届く可能性もあるため注意が必要です。
プライバシーを守るためには、PayPayのセキュリティ設定やアプリロック機能を活用し、安全に使いましょう。
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