通帳の繰越や記帳に関する手数料制度が導入されたことで、口座利用者にとって混乱するケースが増えています。特に「未払い状態が続いた場合の影響」や「エラー表示の原因」など、気になるポイントを詳しく解説します。
通帳繰越手数料とは?どんな時に発生するのか
みずほ銀行では2021年より、一定条件下で通帳繰越や新規発行時に手数料(通常550円(税込))が発生するようになりました。これは紙の通帳を希望する顧客に対してのみ課され、みずほダイレクトの「通帳レス口座」を選択すれば無料で利用が可能です。
手数料は通常、口座残高から自動的に引き落とされる形で請求されます。そのため、残高不足やシステムエラーがあると未払い状態が発生します。
手数料未払いが口座入金や利用に与える影響は?
結論から言うと、通帳繰越手数料が未払いであっても「口座への入金」は原則可能です。ただし以下のような例外もあるため注意が必要です。
- 口座残高がマイナス状態(手数料分を含む)になっていると、入金額の一部が自動的に充当される可能性がある
- ATMやオンラインバンキングでの一部操作が制限されることがある
- 繰越操作そのものがエラー表示になるケースがある
実際にエラーが起きたケースとその原因
あるユーザーの体験談では、「通帳をATMで繰越しようとした際にエラー表示が出た」とのこと。その原因は「繰越手数料未払い」だったとの説明を窓口で受けたそうです。
このように、繰越時にエラーが出ても「預金や送金機能」そのものは正常な場合が多いですが、エラーの内容はATM画面では明示されないため、不安を感じたら窓口に問い合わせることをおすすめします。
未払い状態を解消するにはどうすればいい?
手数料の未払い状態を解消するには、以下のような方法があります。
- 口座に手数料相当額以上の入金を行う(自動引き落としを待つ)
- 通帳の繰越をATMや窓口で改めて実施する
- 「通帳レス口座」への変更を検討する(手数料発生がなくなる)
窓口での対応を求められるケースもあるため、身分証と通帳を持参のうえ相談することがスムーズです。
通帳レスへの移行は検討の価値あり
みずほ銀行では「みずほダイレクト」利用者に向けて通帳レス化を推進しています。紙の通帳をやめてWeb通帳に移行することで、手数料の心配がなくなるだけでなく、スマートフォンやPCからいつでも取引明細を確認できる利便性があります。
セキュリティも強化されており、長期的には通帳レスの方が管理も安心です。
まとめ:手数料未払い=即座にエラーではないが注意が必要
・通帳繰越手数料未払いがあっても、基本的に入金は可能
・ただし、繰越操作や一部ATM機能でエラーが発生する可能性がある
・エラー発生時は口座残高や未払い金の有無を確認し、必要に応じて窓口へ
・今後のトラブルを避けるには「通帳レス」への移行も選択肢に
不安が残る場合は、最寄りの支店でスタッフに直接相談しましょう。
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