過去の給与明細や振込履歴を確認したいとき、インターネットバンキングでは表示される期間に制限があり、8年前のデータを取得するのは簡単ではありません。特に三井住友銀行のようなメガバンクでは、確認方法に一定の手続きが必要です。今回は、8年前のお給料の振込記録を確認したい方に向けて、具体的な方法や注意点をご紹介します。
なぜネットバンキングで過去の取引が見られないのか
三井住友銀行のインターネットバンキング(SMBCダイレクト)では、通常、入出金明細は過去15ヶ月分しか確認できません。それ以上前のデータは自動的にアーカイブされ、画面上からは削除されます。
このため、8年前の給与振込などはWebでは確認できず、書面での手続きが必要になります。
過去の入出金明細を調べる方法
8年以上前の記録を確認したい場合、以下のような方法があります。
- 店舗窓口での取引明細の取得申請
本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を持参のうえ、三井住友銀行の支店窓口で申請を行います。 - 郵送での明細発行依頼
本人確認書類のコピーや申込書を提出することで、明細を郵送してもらうことが可能です。 - 手数料の発生
通常、1件あたり500~1,100円程度の手数料がかかります。件数が多い場合は費用も増えますので、事前に確認しておきましょう。
問い合わせ前に準備しておくべき情報
申請をスムーズに行うためには、以下の情報を準備しておくと便利です。
- 口座番号と支店名
- 調べたい年月(例:2016年4月~6月など)
- 会社名(振込元がわかると検索が容易)
特に「給与振込」のような特定の入金を探す場合、振込元企業の名称を控えておくと役立ちます。
企業側に確認を依頼するのも有効
もし在籍していた会社が現在も存在する場合、給与明細や振込記録を会社側に問い合わせるのも有効です。労働基準法では賃金台帳の保存義務が3年ですが、大企業などでは7年以上保存しているケースもあります。
また、会社の経理担当や総務に問い合わせることで、銀行に依頼するより早く・無料で確認できる場合もあります。
その他の補足:税務署や確定申告書類の確認
過去の収入確認は、源泉徴収票や確定申告の控えでも可能です。税務署に問い合わせれば、過去10年分の所得情報を確認することができます(本人確認と申請が必要)。
これは銀行明細と違い「金額の証明」にはなるものの、入金日や口座まではわかりません。そのため、補助的な手段として活用するとよいでしょう。
まとめ:過去の給与振込確認には手続きが必要
三井住友銀行のインターネットバンキングでは、8年前の給与振込明細は確認できませんが、支店窓口や郵送での申請により取得可能です。また、企業側への問い合わせや、税務書類の確認も代替手段となります。
まずは必要な情報を整理し、該当する支店へ連絡することから始めてみましょう。正しく手続きすれば、過去の記録も確実に確認できます。
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