国民健康保険(国保)の保険証を紛失してしまった場合、すぐに病院での診療を受けるためにはどうすればよいのでしょうか?最近では、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる制度もあります。本記事では、保険証を紛失した際の対応方法やマイナンバーカードとの紐付けについて解説します。
1. 保険証を紛失した場合の対応
保険証をなくしてしまった場合、まずは以下の手続きを行いましょう。
① 警察への届け出
すでに警察に届けた場合は、受理番号を控えておくと後の手続きがスムーズになります。
② 市区町村の役所で再発行手続きをする
国保の保険証は、住んでいる自治体の役所で再発行できます。身分証明書(マイナンバーカードなど)を持参して、窓口で申請しましょう。
③ 保険証がなくても診療を受ける方法
保険証がなくても医療機関で診察を受けることは可能ですが、その場合は一旦全額自己負担になります。その後、役所で手続きを行うことで健康保険適用分の払い戻しを受けることができます。
2. マイナンバーカードを健康保険証として利用する方法
現在、マイナンバーカードを健康保険証として使用できる制度が導入されています。これを利用することで、保険証がなくても医療機関で診察を受けることが可能です。
① マイナンバーカードと健康保険証の紐付け方法
以下のいずれかの方法でマイナンバーカードを保険証として利用する設定ができます。
- スマートフォン(マイナポータルアプリを利用)
- コンビニのATM(対応している自治体の端末)
- 市区町村の窓口(マイナポータルの設定支援窓口)
- 対応医療機関や薬局(マイナ受付対応施設)
マイナンバーカードがあれば、保険証を持っていなくても医療機関での診療が可能になります。
② 紐付けに保険証が必要か?
マイナンバーカードと健康保険証の紐付けは、原則として保険証がなくても可能です。ただし、すでに健康保険証が手元にある場合、手続きがスムーズになります。
3. もしすぐに診察を受ける必要がある場合
明日朝一番で歯医者の予約がある場合、以下の対応を検討しましょう。
① マイナンバーカードを利用する
事前にマイナポータルで健康保険証としての利用登録を済ませておけば、マイナンバーカードだけで受診可能です。
② 医療機関に相談する
受診予定の医療機関に事情を説明し、保険証なしでも受診できるか確認しましょう。
③ 全額負担して後で払い戻しを受ける
一旦自己負担で支払い、後日役所で申請すれば、保険適用分が返還されます。
4. まとめ
保険証を紛失した場合でも、マイナンバーカードがあれば医療機関での受診は可能です。以下の点を押さえて、スムーズに対応しましょう。
- 警察に届け出をしたら、市区町村の役所で再発行手続きを行う
- マイナンバーカードと健康保険証の紐付けを行えば、保険証なしでも診察を受けられる
- 医療機関に相談すれば、保険証なしでも対応してもらえる場合がある
万が一、保険証がない状態で受診する場合は、一時的に全額負担する必要がありますが、後で払い戻しを受けることができるので安心してください。
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