過去に分割払いの滞納があると、現在利用しているクレジットカードの更新に不安を感じる方も多いでしょう。特に「paidy」のような後払いサービスでの延滞が、他のカード会社の審査にどこまで影響するのかは知っておきたいポイントです。この記事では、信用情報の影響とdカードの更新審査に関する実情を解説します。
信用情報の「傷」はどのように見られているか?
クレジットカード会社は、契約者の信用力を日本の信用情報機関(CIC、JICCなど)で確認します。延滞情報は「異動情報」として記録され、完済後も最大5年間は履歴として残ります。これがいわゆる「信用に傷がついた」状態です。
ただし、軽度の延滞(数日から数週間)や一度限りの延滞であれば、「延滞傾向のない他のカード履歴が優良」であれば影響は限定的です。
dカードの更新は自動ではない?
一般的にクレジットカードの更新は「自動更新」と言われますが、実際には更新審査が行われています。dカードも例外ではなく、過去の支払い履歴、信用情報、現在の利用状況などが確認されます。
特にdカードにおいては、「継続利用」「延滞なし」「過度な借入なし」の3点が重視される傾向があります。2年間滞納なしで利用している実績がある場合、他社での軽微な延滞だけで更新が拒否されることは少ないです。
更新審査で落ちる可能性が高くなる要因
- 延滞が頻繁にある
- 複数の金融機関で事故情報がある
- 他社カードの解約・強制退会がある
- 収入に対して借入が過剰
たとえば、半年以内に複数のカードやローンを申込んだ場合「申込ブラック」として警戒されることもあるため、注意が必要です。
過去に滞納したけれど更新される例
例えばあるユーザーが「過去に携帯分割でCICに異動あり」でも、dカードを2年以上延滞なく使い続けた結果、更新審査に通ったという例もあります。
また、同様にPaidyの遅延履歴があっても、他カードやローンで良好な返済をしていたため、信用が回復したという実例もあります。
更新前にできることと対策
更新審査前に信用力を高めるためにできること。
- 延滞しない:すべての支払いを遅れず行う
- 無駄な新規申込を避ける
- キャッシング残高やリボ残高を減らす
- CICなどで信用情報を確認する(開示請求)
また、dカード公式アプリや会員サイトで利用実績をこまめに確認しておくことも、信用力を維持するうえで役立ちます。
まとめ:滞納歴があってもdカードの更新は可能性あり
たとえ過去にpaidyでの遅延履歴が信用情報に記録されていても、dカードの支払いを2年間滞りなく継続していれば、更新審査に通る可能性は十分にあります。
ポイントは「現在の利用状況の良好さ」です。今後も遅延せず、無理のない範囲でクレジットカードを利用していくことが、更新審査突破に繋がる最も確実な方法です。
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