夫婦で月24万円の年金と資産で老後はやっていける?安心して暮らすための現実的な生活設計

税金、年金

老後の生活において、年金や預貯金だけで本当に安心して暮らしていけるのか、多くの方が不安を抱えています。この記事では、夫婦合わせて月24万円の年金と一定の資産を持つ世帯が、安心して老後を過ごせるのかを具体的に検証しながら、生活設計のヒントを紹介します。

年金月24万円+パート収入10万円の収支バランスを見てみる

ご夫婦それぞれの年金は、夫15万円、妻9万円で合計24万円。加えて、夫が月10万円のパート収入を得ると、65歳から75歳までは月34万円の収入が見込めます。

一般的なシニア世帯の支出は月平均25万〜28万円前後(総務省家計調査より)と言われており、住宅ローンも完済済みという条件なら、月34万円の収入で十分に黒字が期待できます。

預貯金と投資信託から見える「老後の備え」

預貯金800万円、投資信託300万円、合計1,100万円の資産があります。大きな出費(医療費・介護費・家の修繕等)がなければ、定期的な取り崩しを避けながら備えることも可能です。

仮に75歳以降にパート収入がなくなっても、年金のみで暮らせるように生活水準を調整しておけば、資産を温存しながら安心感を持って暮らすことができます。

生活設計のポイント:75歳以降のシミュレーション

75歳以降は年金月24万円のみになります。支出が変わらなければ、年間約36万円(=3万円×12ヶ月)〜60万円の赤字が見込まれるケースもあります。

この場合、年間40万円取り崩したとしても、1,100万円の資産があれば25年以上持ちこたえることが可能です。さらに、支出を抑えたり固定費の見直しをすることで、この赤字幅を最小限に抑えることもできます。

節約・資産防衛の実践例

  • 車2台保有→1台に集約して維持費(保険・税金・車検等)を半減
  • 通信費の見直し→格安SIM等で年間数万円の節約も可能
  • 投資信託は慎重に取り崩し→必要なタイミングで部分解約することで、資産を長持ちさせられる

また、公的制度(高額療養費制度・介護保険・各自治体の補助金など)も活用しましょう。

不安を解消するには「ライフプランの見える化」が重要

老後資金の不安を漠然と感じるのではなく、具体的な収支シミュレーションを行い、「何年後にどれくらいの資産が残るか」を可視化することで安心感が生まれます。

市区町村の無料のFP相談や、金融機関のライフプランサービスも活用してみましょう。

まとめ:年金と資産の組み合わせで「安心な老後」は実現できる

月24万円の年金と、預貯金800万円+投資信託300万円という資産状況であれば、住宅ローン完済・家計の見直し・75歳までのパート収入を組み合わせることで、堅実に老後を乗り切る道筋は十分に見えてきます

不安を感じたら、家計の見直し・生活設計・制度活用を一つずつ取り入れて、安心できる老後生活の準備を進めていきましょう。

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