初めて失業保険の手続きをするとき、「いつからお金がもらえるの?」と不安に思う方は多いものです。この記事では、申請日から給付金を実際に受け取れるまでの一般的な流れを、日程付きで具体的に解説します。
失業保険の給付までの基本スケジュール
失業保険を受け取るには、まずハローワークで求職の申込みをして、失業の状態が確認される必要があります。そのうえで、以下のようなプロセスをたどります。
- 待機期間:7日間(給付なし)
- 給付制限期間:原則1か月(自己都合退職などの場合)
- 初回失業認定日:この日以降、条件を満たしていれば初めての給付金が振込まれます
このように、申請から1か月以上かかるのが一般的です。
具体的な日付でシミュレーション:申請日が6月12日の場合
例えば、6月12日にハローワークで手続きした場合の流れは以下のようになります。
ステップ | 日付 | 内容 |
---|---|---|
求職申込み | 6月12日 | ハローワークで失業保険の手続き |
待機期間終了 | 6月18日 | 7日間の待機完了(この間に就業してはいけません) |
給付制限終了 | 7月18日頃 | 1か月の給付制限終了(自己都合退職など) |
初回失業認定日 | 7月8日 | ここでの失業認定により、給付制限期間があっても認定処理が進みます |
初回給付振込 | 7月中旬〜下旬 | 金融機関によって前後しますが、7月下旬に入金されることが多いです |
注意点として、実際に振り込まれる日は初回認定日から約1週間〜10日後が目安となります。
給付金額の計算方法と注意点
給付額は退職前6か月の給与平均に基づいて算出されます。支給日数は年齢や被保険者期間によって異なり、自己都合退職の場合は90日が基本です。
例:月収25万円だった場合、おおよそ1日あたり6,000〜7,000円程度が支給されるケースが多いです。
よくある質問と対処法
- Q:給付制限中にバイトしたらどうなる?
→バイトした場合は必ず申告しましょう。虚偽申告は給付停止や返還の対象です。 - Q:説明会に出ないとどうなる?
→説明会に出席しないと、手続きが進まず給付も受けられません。必ず出席しましょう。 - Q:認定日に行けなかったら?
→正当な理由(病気など)があれば再認定が可能です。事前または当日にハローワークへ連絡を。
まとめ:失業保険は「待機・制限・認定」の3ステップを踏んで受け取る
失業保険の初回給付は、「手続き日」「待機期間」「給付制限期間」「認定日」という流れを理解しておくことが大切です。
例として6月12日に手続きした場合、7月中旬〜下旬に初回の振込がある見込みです。あくまでスケジュールの目安ですが、心構えと家計管理の参考にしてください。
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