ガルバ(アルバイト)で160万円ほど稼いだ場合、税金や社会保険、国民健康保険の仕組みはどう変わるのでしょうか?本記事では「103万円」「130万円」の壁を軸に、損せず働くためのポイントをわかりやすく整理します。
103万円の壁:所得税・住民税が発生するライン
年収103万円以内なら、給与所得控除55万円+基礎控除48万円で課税所得はゼロになります。つまり、103万円を超えると超過分に対して所得税(と翌年の住民税)がかかるようになります :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
160万円稼いだ場合、課税所得は約57万円(160−55−48)となり、所得税率5%で年間約2.8万円の所得税負担が発生します。
130万円の壁:社会保険・扶養のライン
年収が130万円を超えると、社会保険(健康保険・厚生年金)の扶養から外れ、自身で加入・負担する必要が出てきます :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
ガルバに社会保険制度がない場合、扶養外であるあなたは自動的に国民健康保険・国民年金に加入し、保険料を支払う必要があります。
国保保険料の目安:所得ベースで算出
国保料は前年の所得を元に自治体ごとに計算され、均等割・所得割で決まります。例えば、東京都23区では年収160万円(所得約57万円)の場合、年約6〜7万円の保険料になる可能性があります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
住んでいる自治体の国保シミュレーターを使って具体的な額を確認するのがおすすめです :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
国民年金と住民税も忘れずに
扶養外であれば国民年金への加入義務があり、年額約20万円の保険料が必要です。
住民税についても、前年所得があると課税対象になり、年収160万円だと住民税はおおよそ5〜6万円程度がかかります :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
合計負担と手取りの見え方
160万円稼いだ場合の概算負担は以下の通りです。
項目 | 金額 (年額) |
---|---|
所得税 | 約28,000円 |
住民税 | 約50,000円 |
国保保険料 | 約60,000〜70,000円 |
国民年金 | 約200,000円 |
合計で約34万円。年収160万円に対して、手取りは約126万円前後となります。
まとめ:損せず働くなら壁の把握が鍵
・103万円を超えると所得税・住民税の負担が始まる。
・130万円を超えると社会保険の扶養から外れ、国保・年金の自己負担が必要に。
・160万円の場合、税金+保険料で約34万円の負担が見込まれ、手取りは約126万円。
これらの数字を踏まえて、どこまで働くか、いくらまで稼ぐかをバランス良く計画するのが重要です。
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