クレジットカードやローンの申込みをした履歴は、信用情報機関に記録されます。これは「申込情報」として金融機関同士で共有され、審査の参考材料となります。ではこの申込履歴、どのくらいの期間で消えるのでしょうか?本記事では、CICとJICCのデータ保有期間や、申込情報が残ることによる影響について詳しく解説します。
CICとJICCにおける申込情報の保有期間
信用情報機関であるCIC(株式会社シー・アイ・シー)とJICC(日本信用情報機構)では、クレジットカードやローンの「申込情報」は通常6ヶ月(180日間)保存されます。これは公式サイトでも明記されており、業界の標準的なルールです。
たとえば、2025年1月29日に申込をした場合、その履歴は同年の7月29日まで信用情報に記録されることになります。あくまで「保存期間」であり、それ以降は自動的に削除されます。
申込情報が残っていると審査にどう影響する?
申込情報が多く残っていると、金融機関によっては「申し込みブラック」と見なされることがあります。これは「短期間に複数社に申込をしている=資金繰りが厳しいのでは?」と判断されるためです。
特に1ヶ月間に3件以上の申込みがあると警戒される傾向があるため、カードやローンの申込みは間隔を空けて行うことが望ましいです。
信用情報の確認方法と開示請求のやり方
自分の信用情報がどうなっているかを確認するには、各信用情報機関に開示請求をすることができます。
開示情報には、申込日・申込先・件数などが明記されており、今後の審査にどの程度影響があるかの目安になります。
申込履歴が審査に与える影響を最小限にするには?
審査で不利にならないためには、次のような対策が有効です。
- 申込みは1~2ヶ月に1件程度までに抑える
- 不要な申込みを避ける(キャンペーン狙いのカードなど)
- 6ヶ月以上空けてから再申込みを行う
また、審査前には必ず信用情報を確認し、不要な情報が残っていないかもチェックしておきましょう。
まとめ:申込履歴は180日で自動消去されるが、申込のしすぎには注意
CICやJICCにおけるクレジット申込情報は180日(約6ヶ月)で自動的に削除されます。1月29日に申込した場合、7月29日まで記録が残ると考えておけば間違いありません。
ただし、記録が残っている間は審査に影響する可能性があるため、申込みのタイミングと回数には注意が必要です。信用情報を正しく理解し、上手に管理することが、金融取引をスムーズに進める鍵となります。
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