オーストラリアへの留学を控え、Wiseのデビットカードを申し込んだものの、手数料について不明点が多いと感じている方も多いでしょう。本記事では、現在お持ちのクレジットカードやデビットカードの中で、最も手数料が少ない選択肢を比較し、Wiseの活用方法についても詳しく解説します。
1. Wiseデビットカードとは?
Wise(旧TransferWise)のデビットカードは、外貨両替手数料が安く、海外での支払いに適したカードの一つです。
① Wiseデビットカードのメリット
- 為替手数料が比較的安い(リアルタイムレート+Wiseの小額手数料)
- 複数通貨を保持でき、オーストラリアドル(AUD)に両替しておけば為替変動の影響を受けにくい
- 海外ATMでの引き出しが一定額までは無料(月2回まで200AUDまで無料)
② Wiseデビットカードのデメリット
- 無料引き出し額を超えると引き出し手数料がかかる(200AUD以上の場合、1.75%+1.50AUD)
- カード発行手数料が必要(日本では約1,200円)
2. 持っているカードの手数料比較
現在お持ちの以下のカードについて、海外利用時の手数料を比較してみましょう。
カード名 | 海外決済手数料 | ATM引き出し手数料 |
---|---|---|
Viasoカード(クレジット) | 約1.6%~2.2% | 利用不可(キャッシング時は利息発生) |
ゆうちょデビット | 3.0% | 110円~220円/回+3.0% |
住信SBIデビット | 2.5% | 220円/回 |
Wiseデビット | 為替手数料のみ(約0.4~1.0%) | 200AUDまで無料、超過分は1.75%+1.50AUD |
3. 最も手数料が安い選択肢は?
海外決済時の手数料を考慮すると、Wiseデビットカードが最もコストを抑えられる選択肢となります。
① 海外決済の場合
海外店舗での決済を行う場合、Viasoカードの1.6%~2.2%の手数料は比較的低いですが、Wiseデビットカードはリアルタイムレート+0.4~1.0%の手数料のみで済むため、よりお得です。
② ATM引き出しの場合
現地通貨が必要な場合、Wiseデビットカードは月200AUDまで無料で引き出せるため、少額の現金が必要な際は非常に有利です。住信SBIやゆうちょデビットは、都度手数料が発生するため、長期滞在には不向きです。
4. Wiseデビットカードの効果的な使い方
Wiseデビットカードを最適に活用するには、以下の方法が推奨されます。
① 事前にオーストラリアドル(AUD)に両替
Wiseの特徴として、事前に為替レートの良いタイミングでオーストラリアドルに両替し、オーストラリア滞在中の決済を行うことで、為替変動の影響を受けにくくなります。
② 無料ATM引き出しの活用
ATM引き出しを利用する場合は、200AUD以内の引き出しを2回まで無料という特典を最大限活用しましょう。
③ 日本でも利用可能
オーストラリア滞在中に余った資金は、日本国内の決済でもそのまま使えます。無駄なく資金を管理できるため、帰国後も活用できます。
5. まとめ
オーストラリア留学時の支払い方法として、Wiseデビットカードは最も手数料を抑えやすい選択肢です。事前にオーストラリアドルへ両替し、現地で決済することでコストを最小限に抑えられます。ATMの引き出しにも注意しつつ、適切な管理を行いましょう。
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